4人に1人「平均」分からず=ゆとり世代大学生―数学会調査(Yahoo!ニュース 時事通信)←このニュースが話題になっているけれど、本当にそこまで酷い実態なのだろうか?(-_-;)
今朝の確かフジテレビ系の「報道2001」では渋谷で街頭インタビューを実施して、本当に平均の出し方を知らない大学生たちが登場していたけれど・・・・・。
さすがに「1/4は大袈裟じゃないか?」と思いたい気持ちもあるのだけれど、ここ数年、よく言われるFランの学生たちの凄まじいまでの無知さに何度か驚愕したことはあるので「有り得ない!」とは言い切れない。
う~ん、大学が多過ぎるのかな?そもそも平均の出し方を知らない学生を入学・卒業させちゃう大学なんて本来は大学を名乗っちゃダメだろう。これは文科省にも重大な責任があると考える。
よく就職氷河期云々の話題のときに企業が採用を凄く狭き門にしているかのような報道をされているときがあるけれど、実際には企業、ましてや大きな規模の企業であればあるほど、若い人材、すなわち人件費が安いのに実務能力の高い人材は大歓迎のはず。色々と人事担当者たちと話したこともあるけれど、ある程度のレベルの大学の学生でないとリスクが大き過ぎてなかなか思い切って採用はできない事情もあるとは聞いている。つまり企業側が一方的に間口を狭めている就職氷河期と呼ぶことが正しいとは言えない状況はあるようだ。
そりゃ平均の出し方が解らない学生は採用できんだろうとは思う。そこから教えていくほど体力のある企業はそうはない。しかもそういう学生は、平均の出し方だけを学んでいなかったというわけではないはずだ。国語・算数・理科・社会、そして道徳、小学生で履修すべき学問の多くを学ばないまま成人を迎えた可能性が大だ。
問題というべきか、悲劇というべきか、そういう小学生で学ぶべきことすら学ばないで大学生にまで到達した人々が自分たちが“いかに無学であるのか”と実感していないであろうことが恐るべきことだ。初めから知らないことに対していかに知らないことが人生に重大な支障をきたすかを認識できるわけもないのだ。具体的にいえば「平均の出し方が解らなくても困らない」と平均を出したことがない人は思うかもしれないということ。実際はさすがに平均が出せないで生きていて支障がないわけがないのだが、その支障があったことさえ認識できないまま延々と平均の出し方を知らないまま生きていくわけだ。この結果にはゆとり教育の影響が少なからずあるはずだ。酷いものだ。国がわざわざ国力低下を画策したというわけだ。
いやはや、今もって1/4という割合には驚く。質問の仕方によってもこの割合は変化しそうではあるのでまだまだ検証の余地はある。そういう誤差を考慮しても1/4とはズシリとくる。なにしろ将来、日本のパパやママの1/4程度は子供に平均の出し方を説明できない可能性すらあるのだ。
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