結局のところアベノミクスの第3の矢とされる「成長戦略」とは何なのか?それが今もって見えてこない。民間への丸投げとしか思えない表現しか安倍総理も政府も発表しておらず、しかも消費税の増税で景気回復の兆しを根こそぎ刈り取ったのは政府なのだ。成長させたい、しかし消費税増税だったのだ。やっていることが支離滅裂だ。そんな安倍政権のブレブレな対応の中、心底萎える政府広報が発表された。政府の成長戦略に絡めて民間人250名による「私の成長戦略」という企画だ。
チャレンジ日本 成長戦略「私の成長戦略」(政府広報オンライン)
250名の方々のフリップに書かれた「私の成長戦略」とやらのほとんどが戦略というよりも表明だ。そういう戦略ではないところがアベノミクスの第3の矢に通じるところがある点は皮肉が効いているが笑えない。
そんな250名の民間人の中にはAKB48グループのメンバーが当ブログが確認したところ8名。もっといるのかもしれないがこれでも当ブログとしては頑張った方だ。可愛い子を探せばすぐに見つかるといった簡単なものではなく、一般人に自然に紛れ込むアイドルたちというなんとも困った状況の中、なんとか衣装っぽい女性たちがそうなのではないかと見当をつけ、フリップに記載されている「AKB」の文字で確認した次第。その8名の画像を下のようにまとめてみた。
いい加減に安倍政権とAKBグループとの密接な関係にはウンザリしている。調べてみるとこの画像にあるメンバーの数名は人気上位のメンバーであり数千万円クラスの年収を誇るようだ。そんな高額所得者でもあるアイドルメンバーたちが「成長戦略」というよりも「夢や希望」をフリップに書いてそれを政府が政府広報として発表しているのだ。今の日本政府内には、これに国民が萎えないと考えている愚か者たちが少なからずいるということだ。国民を馬鹿にするのもいい加減にして欲しいものだ。
国民が増税に苦しみ、景気は完全に後退した感がある。そんな中、政府は特定の芸能グループとなにかにつけて密接な関係であることをアピールしている。そのアイドルグループのやっている握手会商法は倫理的に重大な問題を内包しているが、まるでそんな卑しい商法を政府がお墨付けを与えてしまっているようなもので許し難い。
本年4月13日、
消費税増税直後に安倍総理の能天気な態度とAKBグループとの密接な関係を批判する記事を掲載した。この記事では安倍総理が馬鹿げたポーズをしてAKBグループのメンバーたちと記念撮影をしている姿を批判し、安倍総理の「どんどん買い物をしていただきたい」という消費税増税直後の国民に対しての発言が余りにも無神経であり怒り心頭だった。そこから安倍政権はなにも改善していない。なにが成長戦略だ!政府は希望や夢を語るのではなく、現実的な施政をもって国民の努力に報いるべきだ。アイドルたちに幼稚な夢を語らせてそれを成長戦略とするなんていうお遊びをしている場合ではない!
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