忍者ブログ
| Admin | Write | Comment |
ブログを移転しました→ http://blog.livedoor.jp/marugoto_mijinko/ 今後は移転先でお会いしましょう。とっくに移転したブログに延々とコメントをつけても何も出ませんよ。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

吉野家への不買運動を続けて何年だったろうか、ブログを移転する前からずっとBSE問題が発覚した後の吉野家対応、もっと具体的に言えば当時の社長の言動がどうにも納得がいかずに留学時代には日本食が懐かしくて夢にまで見た吉野家の牛丼を食べるのを好きなだけ吉牛が食べられる環境で止めた。アメリカの精肉工場がマニュアルを徹底させるにも時間がかかる上にそもそも英語のマニュアルが通じない従業員たちがいる場合の対処が不完全だと判断し、米国産牛肉を安易に使用する吉野家に大いに憤ったからだ。当時、オーストラリアの精肉工場の徹底した危険部位除去への取り組みとアメリカのそれとでは危険への認識に大きな乖離があり、なぜにそこまで日本の一部企業が米国産牛肉にこだわったのか今もって釈然としない。ちなみに当時、「今年中」という期限を設けて、もし米国の食肉加工工場から吉野家に輸出される精肉から危険部位が1度も発見されなかったらブログを辞めると宣言したが数ヶ月後には危険部位の輸入が発覚した。

吉野家の当時の社長はもう退いており、長い月日が経ちアメリカの精肉工場の危険部位除去への取り組みも進んでいる。今は特に日本に輸入される米国産牛肉を心配していない。さすがに今はアメリカの食肉関係者たちがBSEのことを意識していないなんてことは先ず無い。恐るべきことではあるが日本でBSE問題が頻繁に取沙汰されていた時、アメリカではほとんどBSEは話題にならなかった。本当に「ほとんど」だ。なにしろ3大ネットワークですらイギリスで狂牛病にかかった牛が倒れる映像や狂牛病患者がいるということすらも放送しなかったのだ。テレビでもネットでも報道機関はそれに触れず、米国内でBSE問題を追うジャーナリストは報道の仕事では食べていけないほど干されるといった有り様だった。食肉についてもアメリカにはメージャーと呼ばれる巨大な企業複合体が存在し、そのメージャーがロビー活動で政治家を動かし、巨大なスポンサーとしてメディアが不都合な情報を流すことを食い止めていることは公然の秘密だ。同じように煙草、自動車(液体燃料)、穀物、石油など、巨大な産業が消費者の利益や健康とは関係なく自己の利益追求の為に暴走している感がある。

何十年間も食べていた吉牛ではあったがさすがに7、8年のブランクがあると行くことに多少の緊張感が出た。映画「箱入り息子の恋」を劇場で観てから1年半あまり、あの劇中での吉野家の牛丼を観ても個人的な不買運動を止めなかったが、吉野家自体の体制がだいぶ変化したことと、都内某所の過去には東京砂漠と呼ばれていた地へのチャレンジングな出店決断(まだ、ありません)など、そしてなにより吉牛食べている人たちが羨ましい幸せそうなことを鑑みて、そろそろ不買も潮時だろうと判断した。

もうひとつ不買をそろそろ止めようと決めた大きな理由がある。友人でもあるアメリカ企業のCEOが日本大好きで先日来日したときに色々とアドバイスしたのだがビジネスの話は簡潔に10分程度で済ませ、もっと重要なアジェンダとして「東京に来たらこれだけは食っておけ!」について熱く30分は議論した。ミジンコがオススメしたのは横浜家系ラーメンと回転寿司と牛丼だった。有名な鮨屋や天ぷら屋、ミシュランガイドに載っているような店にはそのCEOはまったく興味を示さず、現役庶民のミジンコの飲食店情報を心から信頼しているのだ。そもそも米国のベンチャー企業の創業者たちは大抵が質素な暮らしを大金持ちになってからも好み、それは格好つけて庶民派を気取るといった類いのものではなく、本当にその方がラクチンだからそうしているだけなのだ。今は大富豪と呼ばれる生まれもっての金持ちたちよりも資産があるであろうCEOたちは東京でも普通に居酒屋に入り電車に乗っている。信じられない話だろうがボディーガードすらもつけていないでミジンコと二人でJRや東京メトロに乗る。都内有数の高級なホテルのロビーを出てそのまま歩いてファミレスに入ったこともある。そしてファミレスの店員さんのお辞儀の深さに驚愕するCEOたちなのであった。

吉野家に赴くにあたり、その日本大好きっ子なCEOを事前の打ち合わせ。牛丼のやわらかい白米は日本人には美味しいがそのCEOには味が無くて食べ難いと見た。ここは白米に味付けする日本の伝統文化「つゆだく」を教えておかなければならない。ミジンコが注文すれば良いだけの話なのだが、超面倒くさい性格のCEOくんは自分でなんでもチャレンジしないと気が済まないのだ。

「いいか、Nami Tsuyudaku(並 つゆだく)だぞ。リピートアフターミー。」「ナミ、ツユダクー!」と復唱するCEO。10回はやっただろうか、人生でこんだけつゆだくを連呼することも2度と無いことだろう。

いざ吉野家に出陣じゃ!

CEO「ナミ、ツユダケー

あんだけ練習したのに!
 
並盛りのゴハンに汁だけかかっているシュールなものが出てくるのを防ぐためにもはやそのCEOのお母さんと化していたミジンコが訂正しておいた。

牛丼おいしゅうございました。

拍手[19回]

PR
この記事にコメントする
name
title
color
mail
URL
comment
pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret (チェックを入れると管理人だけに表示できます)
吉野家の不買を貫く
これには並々ならぬ忍耐と決して羨ましくなんかないという断固たる決意が必要であったと想像に難くない、涙なくしては読めない記事でした(ノД`)
さぞ美味しかったことでしょう(´-`)
りょが| | 2014/11/11(Tue)22:01:30| 編集
長かったっす・・・・
吉牛抜きの日々は本当に厳しいものがありました。

このCEOが紅しょうがが無料なことに「ワット!?」と驚くさまが超ウザかったっす。
ミジンコ| URL| 2014/11/11(Tue)22:43:08| 編集
つゆだけ
ご飯も入っておらず汁だけのおわんが出てきたら、彼は日本のことがもっと好きになっていたかもしれないw


日本のお笑い好きイーロン・マスクさんに、ますます好感もっちゃいましたw
そっか、なにもかもミジさんの仕込みかw
りょみpapa| | 2014/11/11(Tue)22:51:08| 編集
 カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
 ブログ内検索

 今月のイチオシ
上手く育てられれば120kg超の巨大かぼちゃを収獲できます。なんと518円で2粒の種!頑張って育てれば120kg×2=240kg分のかぼちゃとなる可能性が!お得!

超巨大かぼちゃ 2粒
Luckyseed


 プロフィール
HN:
ミジンコ
性別:
男性
職業:
戦闘訓練を受けた経営者
趣味:
余裕をかましている悪党をギャフンと言わせること。
自己紹介:
詳しくはプロフィールをご覧くだされ。
 わらび☆かんがるー子


 契約戦隊     ハケンジャー


 バーコード
 英語学習教材
アルクの教材はTOEIC対策の過去の蓄積からいっても実践的です。価格も安く他の高価なのに効果は疑問な教材よりもずっと役立ちますよ。高い教材を買うくらいならばアルクの教材で段階的にステップアップしていった方がコストがそれほどかからずにスキルアップが望めます。特に就活前の学生さんたちによく質問されます。「TOEICを受けておいた方がいいですか?」と。企業に就職しようとしていて、受ける・受けないで迷っているなんて時点でどうかしています。TOEICは大学1年で受けておき自分の実力を知り、そこから就活前の3年間で自分のスコアに合った対策を立ててできるだけスコアを上げておく、この位の意識じゃないと。


キクタンTOEIC(R)
Test Score 600 例文音声
【英単語+例文テキスト付】
(アルク) [ダウンロード]



キクタンTOEIC(R)
Test Score 800 例文音声
【英単語+例文テキスト付】
(アルク) [ダウンロード]



キクタンTOEIC(R)
Test Score 990 例文音声
【英単語+例文テキスト付】
(アルク) [ダウンロード]



起きてから寝るまで英語表現700
オフィス編 完全改訂版
【英文テキスト付】
(アルク) [ダウンロード]


レベルごとに1~4まであります。3くらいからTOEICの勉強らしくなっていきます。電車の中で毎日読むだけでスコアが確実にUPするはずです。

究極の英単語
Standard Vocabulary List
[上級の3000語] Vol.3
[単行本(ソフトカバー)]
 アーカイブ
 最新コメント
[06/02 Rachel]
[05/31 管理人さんお大事に]
[05/28 Z竹]
[05/28 MAX]
[05/28 Z竹さん、自己紹介ですか?]
[05/27 Z竹]
[05/23 エンタ]
[05/23 シャレ?]
[05/12 T2]
[04/27 Benjamin2015]
 最近の注目記事
Copyright ©   【移転しました】時代をちょっとだけ斬る!   All Rights Reserved
Illustrated by わらび☆かんがるー子 Design by MMIT / TemplateB3  Powered by 忍者ブログ
忍者ブログ [PR]