シャルリー・エブド誌が記者会見を開いた。今まで6万部発行の同誌が今回「生存者号」と名付けた最新号は300万部を発行する予定。意外に思われる方々もおられるかもしれないが同誌は僅か6万部の週刊誌だったのだ。以前にも述べたが同誌の延々と続くイスラム教への侮辱行為は、少数発行誌ならではの目立つことが優先されたなりふり構わぬ姿勢の表れだ。とかく同誌は政治誌であることを主張しているが、それを盾にも目くらましにも使い低俗かつ下品な風刺画と称するイラストを掲載して注目を集めることに躍起になっていた。これも以前に述べているが同誌編集長は自己をまるで政治主張の闘士のように表現していたが、実際にやっていたのは皆さんもご存知のとおりの風刺画掲載と批判への開き直りだ。
その記者会見で同誌の弁護士が述べた。「我々には冒涜する権利がある」
盲目的に権利主張に固執する弁護士の発言とはいえ、一連の預言者ムハンマドの風刺画についての批判に対しての同誌の姿勢は逆ギレということだ。誰がどう見ても一連の風刺画はイスラム教への侮辱であり、言うまでもなく冒涜する権利などという言葉で誤魔化されるものではない。権利という言葉を用いれば何でも許されるとするシャルリー・エブド誌の傲慢な態度には呆れ果てる。
シャルリー・エブド誌については表現の自由を守るといったこととはまったく別次元のイスラム教への侮辱行為があったと当ブログでは幾度も述べている。今回の弁護士の発言で尚更のこと同誌の本質が皆さんによく伝わったかと存ずる。
表現の自由が他者を冒涜する権利を凌駕するなんてことは許されない。そもそも冒涜する権利なんてものが無い。
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