国内ではそれほど大きなニュースにはなっていなかったけれど、「私はシャルリー」という到底褒められたものではない運動などで株が急降下中のフランスならびにフランス人について、ついでと言ってはなんだが触れておきたい。
先月からフランス人の芸術家が来日して道路標識を上記画像のようにシールを貼るなどして加工してアートだと称していたのだ。その協力者の日本人女性は既に逮捕されている。このフランス人芸術家の犯行は監視カメラなどにまる映りで特に犯罪という意識も無かったようなのだ。ニュース番組の取材を電話で受けたこの芸術家は(英語かフランス語かは覚えていないが)「標識なんて誰も見ていないよ」と確かに答えていたのを記憶している。後付けなのかは分からないがこの作品とやらで「みんながもっと標識に注意を払うようになる」と主張し始めたのは苦笑した。
色々と立て込んでいた時期なのでこの事件については触れないでいたが、当ブログで幾度も触れているシャルリー・エブド誌や同誌を支持するフランス人たちの日本人にはなかなか理解し難い傲慢さや手前勝手な主張について、その理解できないながらもフランス人ってこういう人もいるんだなという参考にはなるのではないかと思い今回記事にした次第。言うまでもなく全てのフランス人がこんな感じではないのだが、そうは言ってもこういう他者の迷惑を顧みないで利己的に動く人たちが「多い」という印象は否めない。
こんなことを指摘するのも馬鹿馬鹿しい話ではあるが標識は結構見るものだ。クルマの運転をしている時は特にこれでもかというほど標識を見る。むしろ標識を無視しての運転なんて恐ろしくてできないのがベテランドライバーというものではないだろうか?こんなイラズラをされたらドライバーたちはすぐに標識が認識できずに危険でもある。この芸術家、フランスでも同じことをやっているのだが別にフランスでもこの行為が許されているわけではない。芸術が標識を正しく表示することよりも優先するわけではないことは万国共通だ。
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