昨日、帰国してビックリしたことがひとつ。
たぶん日本では連休明けて間も無かったというのもあるとは思うのだけれど、金曜日の夜、しかも25日(給料日の企業多数)なのに、街に人がすくなっ!!!
帰国してすぐに焼き肉に行く約束をしている自分に苦笑しつつも、祖母の見舞いに寄った帰りの吉祥寺に夜8時に到着。待ち合わせ場所としてよく利用されている中央口改札を通過。人がまばらだった。
ミジンコの記憶ではその場所は金曜の夜ともなれば人でごった返してしまって待ち合わせ相手を探すのに苦労する場所・・・・のはずがガラガラ。
吉祥寺でおそらく一番人気の焼肉屋に向かうと、これまた店がガラガラ。これには驚いた。かつては満席が当たり前で順番待ちリストに名前を書いて1時間半後に戻ってくるとちょうど良いといった店だったのに店舗の半分くらいは使っていない状態だった。それでも客がコンスタントに来店していたので他の吉祥寺の店よりかは繁盛しているのだと思う。
何十年も通っている店なので店の人たちともミジンコは顔馴染みではあるのだが、店員さんたちに余裕があってゆっくりと雑談ができたのは初めてだった。それだけお客さんが少ないということなので素直にで喜べない。
本当に好きな店なので、あの大きな店舗を上手くまわしていくことはこれからは至難な気がして、とても心配になった。
店名は明かせないがたぶんご存知の方も多いはずの有名店。もう並ばないですぐに座れる店になったのは店自体の営業努力ではどうにもならない不景気が襲っていることは間違いない。確かに生活費を考える生活の中で焼肉を選択する人はそうはいない。
吉祥寺の街は昼間こそ混んでいるがウィンドウ・ショッピングが大勢を占めている感がある。夜は人通りもまばらになり、中心街だけでも十数店舗はあるショットバーなどの座るだけでチャージされる店はどこも空いている。
これが気のせいならばいいのだけれど、どう捉えてみても不景気なんだなぁと感じる。外食や衝動買いは生活の選択肢にほとんどないという人たちが増えたのだとは思う。
そりゃそうだ、企業は正社員採用は滅多にしないで派遣社員を使い倒している。そんな企業たちも明日の経営のことでアタマがいっぱいな状況なのだろう。大企業だけではなく中小企業の海外移転も加速していることはご存知だろうか?要は高い法人税に苦しみ、右往左往する政策に振り回される企業の多くは日本企業であることに疲弊している。ミジンコは、日本と米国の両方で会社をやっている身なのでよく解る。日本企業たちは今疲れ切っている。ただ整合性のあることを求めているだけなのに鳩山政権に「努力が足りない」かのごとき言われ方をしている産業界には心底同情している。自覚症状のない馬鹿の相手ほど疲れるものは無いし、その馬鹿を無視するわけにもいかない状況ではストレスの限界だろうに。
本当に気のせいならばどれだけ良いことか。日本が段々と元気が無くなってきたなぁと毎月のように「帰国」を経験する身としては感じる。
本当に無念ではある。本当は今月から景気の回復を感じられるはずだったのに。なんで日本はこんなことになってしまったのか。アメリカは今月とても元気が良かった。政治家たちはこの状況をもっと地団駄踏んで悔しがれっての!
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