サリン除染剤開発(Yomiuri Online)
一部抜粋:
実験に基づく計算では、200立方メートルの空間の電車内が致死濃度のサリン(1立方メートル当たり150ミリ・グラム)で汚染されたと想定した場合、この除染剤を1~2キロ散布すれば60分以内で99パーセントの毒性が取り除ける。散布量は違うが、同様に致死濃度のタブンやマスタードガスも60分以内で、VXなら20分以内で、その毒性の99%を除去できるという。
これで万が一、化学兵器によるテロが起きた際に被害を食い止める手段が増えたことになる。こういう研究開発に不眠不休で取り組んでいた研究チームには頭が下がる。
この除染剤はテロへの抑止力にもなるはずだ。テロ組織が莫大な予算を投じて入手した化学兵器でテロを起こしたとしても被害の拡大が見込めないのであれば化学兵器を使う可能性は低減する。
同じように生物兵器への対応策を研究中のチームも世界には数多く存在する。武器の無力化を実現するテクノロジーはイタチゴッコになるとはいえ意味はあることだ。少なくとも今回の除染剤の完成により、致死率の高い猛毒によるテロへの対抗策が登場したと世界のテロ組織は知った。この意味は大きい。
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