ブログで何度となく取り上げているテレビ番組の「ハーバード白熱教室」の再放送が元日と2日に約6時間ずつ一気に放送される予定。
初回放送時からブログで取り上げて再放送も多かった大人気番組なので、このブログをご覧の皆さんの場合はもう何度も見たという方々の方が多いかもしれないけれど、もしまだ一度も見たことがないという方がおられる場合は是非にもご覧になられることを強く勧めたい。
NHK教育にて
1/1 22:00~の放送。第1回~第6回
1/2 22:00~の放送。第7回~第12回
今更、この有名番組の説明もなんなので、どういう番組かの説明は
過去の記事「「NHK ハーバード白熱教室」が面白い」(当ブログ2010年4月10日の記事)←これで許してちゃぶだい。
サンデル教授が東大で行った白熱教室もなかなかに面白かった。頻繁に再放送されているのでもし機会があったら是非ご覧になっていただきたい。
別に東大生や官僚を擁護するつもりはないが、普段は余り語られることもない現実としての東大生のレベルの高さを見るだけでも価値があるとは思った。(*討論参加者の全員が東大生ではないけれどね。)
議論の主軸をブレさせないで討論できる点(自覚症状のないアフォはこれが絶望的にできない!)、帰国子女が多いというのはあるだろうが英語をほとんどの参加者が話せる点、社会貢献を意識しながら生きている点などなど、マスコミや官僚と仲が良くない議員たちの印象操作もあるだろうが、とかく日本は東大生(&成績の良い学生)、そしてその後に官僚になった者への風当たりが強いように感じるのだが、この番組で議論に参加している東大生たちを見たら、こういう学生たちも将来の日本を支える官僚になる場合もあるのだと頼もしく思えるはずだ。
そして今回元旦、2日と一挙再放送される本家ハーバードのディスカッションであるが、その学生たちの意識の高さ、果敢に議論に挑む姿勢、そして当然と言えば当然だがアタマの回転の速さに感動する視聴者たちが多いのだろう。意見が割れることは決して悪いことではなくて、議論をしないで諦めることが悪いことなのだ。そこはこのブログの根底にある考えと似ているとは思う。本来、日本で起きている様々な由々しき事案を取り上げないでいる方が更新をしないで自分の時間が使える上に闘わないで済むのでラクと言ってしまえばラクなのだけれど、そういう選択肢を後で誇れるか否かということがどうしても出てきてしまう。
残念ながらというべきか予想通りというべきか、最初に「ハーバード白熱授業」のことを取り上げた本年4月よりも日本の状況は悪化している。まだ8ヶ月ほどしか経っていないのだけれど、あの当時には尖閣問題は浮上していなかったし、その後の民主党のあからさまな売国政策も経験していなかった。さすがに小沢一郎への民主党内からの追及ももう少し進んでいるかとも思っていたが結果はご存知のとおりグダグダ。もっと国民が議論する国になれば、2度と民主党政権のような愚劣な政権が誕生することもないのではないだろうか?そう思うからこそハーバードの学生にだけではなく日本人にも良き参考書となる「ハーバード白熱教室」を強くお勧めしている。
[7回]
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