↓の動画はニューヨーク市ブルックリンの12/26の動画。映画「デイ・アフター・トゥモロー」みたいな光景が現実のものに。
ニューヨーク市は海に面しており海風が強いので気温よりも更に冷える。風が吹いているときの体感温度はマイナス20℃以下になるときもある。これは生命の危機となり得る温度。
気象学者たちが今回のアメリカ東部の大雪は温暖化の影響の可能性が高いとの見解を述べている。年末にはニューヨーク・タイムズなどに専門家による警告を含めた寄稿文も掲載されていた。
確かに世界的に起きている局地的な大雪はこの100年でも初といったケースが多く見受けられる。雪と温暖化は真逆なような印象も受けるが気象学者たちが唱えるのは、温暖化によって北極と南極の氷が溶ける際の水蒸気が雲となり、その雲が流れ流れてどこかでは大雨や大雪になるとの説。確かにその説には納得がいく。アメリカ東部だけではなく欧州でも今まで経験したことがないほどの豪雪が局地的に発生している。
ニューヨークで雪自体はそう珍しいことではないけれど、年々大雪のスケールが大きくなっているのは間違いない。↑で挙げた動画は長年ニューヨークに住んでいる人々でも驚くほどのSnow Storm(雪嵐)なのだ。
おかげでスキーやスノボーがニューヨーク市内で楽しめるわけなのだけれど楽しんでばかりもいられない。
今もって温暖化の有無は判断できず、これからも議論は別れるだろうけれど、温暖化の原因と疑われることを今の内から排除し、代替の策を講じていくことには意味があると思う。もし温暖化が起きていないと数十年後に判明したとしても、今温暖化対策に奔走している人々は賢人であるという評価は揺るがないだろう。温暖化が無きゃないで「ああ、良かった!」でいいんじゃないかと思う。
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