吉本興業による同社の所属タレント・河本準一親子の生活保護費不正受給疑惑についてのプレスリリースは以下のとおり。なんだこれは!?これが企業のプレスリリースかとはにわかには信じ難いほどの酷い内容。
ファンのみなさま
関係者各位
平成24年5月16日
株式会社よしもとクリエイティブ・エージェンシー
河本準一に関する一部報道について
現在、弊社所属タレントの「河本準一」に関し、河本の親族が生活保護費の不正受給を受けているかのような週刊誌の記事やインターネット上の風説が流布されており、これについて、世耕弘成、片山さつき両参議院議員が問題視しているなどの報道がございます。
弊社としては、河本の親族が生活保護費の受給を受けているという重大なプライバシー情報が報道されていること自体、重大な人権侵害であると考えており、河本の親族の生活状況や河本の収入の状況、親族への扶養の内容等の詳細な事情についての説明は、ご容赦いただきたいものと考えております。
しかしながら、河本本人の収入については一説に述べられているような高額なものではなく、時期によって大きく上下しております。また、様々な事情から生活の援助を行わなければならない親族が複数いるなかで、
浮き沈みの激しい業界に身を置きつつ、親族全員に対して将来にわたっても安定的な援助を行えるかどうか、見通しが非常に難しかったという事情もございます。生活保護費の支給については、河本が無名の時代に開始されたものでありますが、河本本人は、なるべく親族に負担をかけることがないよう、そして、いつかは生活保護に頼ることなく自分の力だけで養っていける状況にできるよう、担当の福祉事務所などとも相談しながら、懸命に努力してまいりました。
現在は、生活保護費を受給しておりません。
このような中、一連の報道が始まりました。多くの報道機関はプライバシーに配慮して実名を伏せていたようですが、一部の心ないネット媒体で実名が報じられるに至り、二名の国会議員は、当該ネット記事を前提に河本を名指しで非難し、本件を大きく取り上げるようになりました。国会議員の先生方が、本件を政策論として議論することについて弊社及び河本が申し上げることはございませんが、河本の親族側の事情も十分に確認しないままに実名をもって個人に対する批判的な発言をなさったことについては、非常に悲しいことであると感じております。
本件に関する事情は以上のとおりでありますが、河本本人及びその親族において、生活保護費の不正受給のそしりを受けるような違法行為が存在しないことについては、ここに、あらためてお伝えいたします。
上記のとおり、本件は個人の重大なプライバシー上の問題であり、今回のような発表を強いられる状況におかれていること自体、河本本人においても、河本の親族においても、大きな精神的負担となっていることをご理解いただき、今後、マスコミ各社及び両参議院議員においては、
人権に配慮した冷静な対応をいただくことを強く望みます。
今後は、管轄の福祉事務所や両参議院議員にもご説明のうえ、行政からの何らかの指導があるようであれば、これについても適切に対処してまいる所存です。
ファンのみなさま、関係者のみなさまにおかれましては、大変ご心配をおかけしておりますが、今後とも、変わらぬご声援、ご支援を賜りますよう、何卒、よろしくお願い申し上げます。
以上
結局は開き直りと逆ギレってことか。余りにもつっこみどころが多過ぎるプレスリリース。今回は、赤字にした部分のみを取り上げたい。本当にこのプレスリリース全体からしておかしな内容なのでつっこんでいるとキリがない。
>浮き沈みの激しい業界に身を置きつつ、親族全員に対して将来にわたっても安定的な援助を行えるかどうか、見通しが非常に難しかったという事情もございます。
浮き沈みの激しい仕事をやっているから許してくれということだろうか?生活保護とは今現在の状況を考慮して支給されるものなのだから、今この時に生活保護に頼らないで済む人たちは頼っては駄目な制度のはずだ。将来、売れなくなるかもしれないとか、いつまで売れるか分からないといっても、その時点で、河本準一が余裕のある収入があったのであれば彼の母親は生活保護を受け取る資格は無かった。この吉本の言い分は生活保護制度をまったく理解していない上での言い訳だ。納税者からしてみればたまったもんじゃない見解だ。将来はお金が無くなるかもしれない、だがお金は無くならないかもしれないどころか収入UPになるかもしれない(実際そうなったはずだ!)、そんな人物の母親の生活保護費をみんなで何年も負担し続けていたってことだ。
>現在は、生活保護費を受給しておりません。
これもこの
5月(今月)から需給を辞退したというソースを見るとふざけるな!という回答だ。ここで片山さつき議員は
「最新の情報では、河本氏の母親は、5月の保護費の受給を辞退したといいますが、過去の受給についての疑惑が晴れたわけではありません。辞退したということは、受給に問題があったことを認めたと受け取れますしね。政府与党にしたって、あまりにいい加減な対応をすれば、国民からの批判が大きくなることはわかっているはずです。何度も言いますが、今回は特定の個人や会社の責任を追及することが狙いなのではなくて、制度を改善して、不適切な給付状況を改善することが我々の目的です。そこを誤解しないでもらいたい。ただ、それだけに、河本氏の問題をあいまいに終わらせてはいけないんです。」と述べている。まったくもってその通りだ。河本親子だけの問題ではなく、今すぐにでも正すべき生活保護制度全体の問題だ。
>人権に配慮した冷静な対応をいただくことを強く望みます。
なんでもかんでも「人権」を持ち出せば相手がひるむとでも思っているかのようで吉本興業という企業の卑劣さを感じずにはいられない。
人権に配慮したところで生活保護の不正受給は取り締まるべき詐欺だ。こういった人権チラつかせによる相手への抑止には吐き気がする。今回の問題視されていることは、なにも誰かの人権を侵害しようという趣旨のことでは微塵もない。単純に生活保護受給をする権利が無いものが自分の事情を偽り、また生活保護受給をする資格がないと知りながらも受給していたことが問題なのだ。そしてその対象者が誰なのか、事の真偽を確かめるために国会議員が動き、週刊誌が報道したことを「人権侵害」に結びつけてなんとか止めようとする、これが企業のやることか!まるでヤクザの脅しだ!恥を知って欲しいものだ。
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