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東京メトロ副都心線の渋谷駅構内で新聞配達員の男性(53)が刺された事件で、アルバイト渡辺知宏容疑者 (32)=殺人未遂容疑で逮捕=が、凶器とみられるサバイバルナイフについて「今年1月ごろ護身用として買い、日ごろから持ち歩いていた」と話しているこ とが24日、警視庁捜査1課への取材で分かった。
捜査1課によると、ナイフは事件当時に持っていたリュックサックに入ったまま、自宅の和室で見つかった。刃渡りは約30センチで片側が波形になっており、銃刀法違反の疑いもある。同課はナイフとリュックサックの写真を公開し、入手経路を捜査する。
ソース元: 共同通信 (←写真が掲載されておりますが薄っすらと血糊がついたナイフの写真もありますので見ない方が良いかもしれません。)
これと同型のナイフが犯行に使用された模様。
刃渡り30cmというニュースをテレビから聞いてコーヒーを吹きそうになった。そんなランボーやコマンドーが使うようなデカいナイフを戦場ではなく都内で普段から持ち歩いている人間がいたってことだ。
容疑者は「殺すつもりはなかった」と供述しているようだけれど、そんな意思とは関係なくこのナイフで殺さないように刺すことなんてできっこない。
この事件は非常に困った事態を雑多な人混みの多い都内にもたらすかもしれなくて非常に気がかりだ。都内では他人に関わること自体がリスクであることは否定しないが、それでも困っている人たちがいたら助けるってな江戸っ子堅気とでもいうべきか、そういう人たちが更に減るかもしれなくて悲しいことだ。例えば、誰かに絡まれて明らかに困っているような人がいて、それを救うにも相手がこんなナイフを持っているかもしれないと思えば及び腰になるのは仕方がないことだ。
例の路上で小学生に絡んで泣かせたクソガキたちのようなことが目の前にあったとしてそこで大人が注意したらこんなナイフが出てくるなんてことを想像したら小学生を助けられない。基本は警察に通報することがベストなわけなのだけれど、人が人を助けないという風潮がこのデカいナイフのイメージによって更に悪化するような気がして、この容疑者の仕出かした犯罪の罪は殺人未遂に留まらない重大な悪影響があるような気がしてならない。
ナイフを持ったところで護身にはならない。これは言い切れる。加害者としての傷害や殺人は可能かもしれないが、ナイフを携帯したところでいったいなにの護身になるというのか?通り魔に突然襲われてナイフで撃退ができる素人がいるはずもない。テロが目の前で起きたとしてナイフを持った一般人が訓練されたテロリストを撃退できる可能性なんて1%も無い。ナイフが護身になるという考え自体がどうかしているのだ。助かりたいならば素人は武器なんて持たないことだ。戦闘中は武器を持っている人間から狙われるのだから護身とは真逆の結果となるのだから。
こういうデカいナイフを持った人間が都内をうろついているのだとしても助けを求める人が大声で叫べば絶対に誰かが警察に通報し、誰かが警察官が到着するまでの間に「見て見ぬふり」をしない(ナイフ持った相手と戦っちゃダメよ!)でなんとか被害を最小限に食い止めるようなそんな社会であって欲しい。今の時点でも世の中まだまだ捨てたもんじゃないと思っていて、日本では「助けてー!」はまだ通用する叫び声だと信じている。よく行く海外のいくつかの地域では「助けてー!」って叫んだら状況が悪化する。日本がそんな国になって欲しくない。