海外に進出する自信がある農家さん、まぁ、そういった農家さんは既に株式会社化していたりして意欲満々、作った商品(農作物)の品質に関しても流通に関しても会社として積極的に動いている。そういう農家さんは勿論のこと補助金なんて貰っていない。なにしろ黒字どころか儲かっているのだから。補助金とは言いつつも結局は税金なのだ。自立している農家さんはそれだけ納税者の負担を軽減している。逆を言えば、何十年も親子どころか三代に渡っても補助金を受けながら農業を続けているような農家さんはもう諦めるときだろう。何十年も黒字化できない会社が生き残れるわけがないように何十年も利益が出せない農業ならばそれはもう原因を探る時間さえ勿体ないほど「やっていること自体が間違い」なのだ。親子代々続く定食屋さんが何十年も補助金を貰った上で経営をしているだろうか?していない。赤字ならば廃業している。工場でもそうだ。国の失策による円高が大きな理由であろうとも潰れるときはその工場の責任で国が助けるわけではない。第一次産業の「食」に関わる事業だと「自給率が下がる」だとか極端な農家さんは「(国民の)餓死」までチラつかせるのだがこれだけ輸送技術が発達した現代では食物の自給率の低さが抱えるリスクは非常に希薄だ。具体的にその悲劇を語れる専門家がいないほどリスクが見えてこないのだ。50年前の世界の話ではない。この現代で自給率の低い国が食糧難にあえぐのではなく、北朝鮮のような食料の買えない国が輸入できないだけのことであって、中国のドーピングGDPを無視すればGDP世界第2位の日本に食料を売りたい国ばかりだ。日本 vs 世界という大戦でも起きない限り、世界は日本に食料を売りたくってしょうがない状態だ。ましてや日本国民が「餓死」?そんなことを言う農家さん(←残念ながらそういうこと言う横柄な農業従事者は少なくない・・・)が本当に日本の食糧危機のときに救世主となるとは到底思えず、その日本の食糧危機のときには十中八九農作物を高い値段で売るはずだ。即ち、そういうまるで国民を人質にとっているかのごとく振る舞い日本の過保護農政を支持する農家さんたちが満足する条件はむしろ一般庶民にとっては不利益をこうむる農政なのだ。一応言っておくが「餓死」なんてしねーよ!