先日、小沢一郎が青森県での会合にて
「負けると分かって解散するのは民主党の首相ぐらいだ。政権側がむちゃくちゃな解散をすることは、常識的には考えられない」と述べた。最近は小沢一郎は東北にも顔を出すらしい。震災、そしてあの原発事故以降、東北には近寄らない方針なのかと思っていたがさすがに自分の政党が消えかかっている現状ではいつもの雲隠れも多用はできないということか?
詳しくは→
「負け分かって解散、民主党首相ぐらい」小沢氏(YOMIURI ONLINE)
そして上で
赤字にした相変わらず政治家としては最低な発言。政権が国民の信を問うために解散総選挙を実行することは民主主義に於いて至ってまともな「民意の反映」だ。小沢一郎は民主主義を知らないのだろうか?国民からNo!と言われ続けた政権が解散することは当たり前のことだ。その当たり前のことを自分たちの議席を維持したいから解散するべきじゃないと小沢一郎は考えているということだ。小沢一郎のその政治家として最低最悪な考え方は日本人ならば誰もが知っていることだから小沢一郎が長いこと幹部として居座った民主党も今度のナントカ党(コロコロ党を変えるので党名を覚えるエネルギーが勿体ない!)も国民に嫌われている。
国民からしてみれば給与泥棒どころか議員給与で売国政策を頑張る議員なんて百害あって一利なし、そんな奴等の議員バッチを剥奪する手段は「次の選挙」しかないのだから、解散、大いに結構なことだ。その選挙に数百億円からの税負担があったとしてもそれは民主主義に伴うコストであり痛みでもある。選挙をやらずに民意を反映しない政治家を国会にのさばらせるくらいならばいくら選挙にお金がかかろうとも解散総選挙を避けるべきではない。
そもそもの話だが野田佳彦は衆院選で勝てると踏んで解散したわけではない。自分は船橋の強固な地盤で勝てると読んでいた上で散々自分をコキ下ろしてきた民主党議員たち、つまり同じ党とはいえ敵対する議員たちを軒並み落選させて黙らせただけのことだ。野田佳彦の愚かなところは衆院でもっと議席が獲得できると踏んでいた浅はかさだろう。衆院で80議席くらいの中堅政党を目指して自分がまた代表に返り咲く気でいたようだが実際はその半分、そして参院でも惨敗必至で民主党そのものがいつまで存続できるのかも怪しい状況だ。
民主党議員たちは馬鹿丸出しで「自爆テロだ」とか「解散するべきじゃなかった」とか叫んでいるが、野田佳彦にしてみれば「ザマーミロ!」だろう。自分に散々逆らってきた民主党議員たちから議員バッチを奪い取ってやったようなものだ。野田佳彦の解散に文句を言っている落選議員が恥の上塗りなのだ。選挙をやれば落選確実な存在だというのに解散権を握っている野田佳彦に文句ばかり言って支えるそぶりさえ見せなかった。どっかの恥知らず議員とその子分たちなんぞは沈む船から泥舟で逃げ出す馬鹿さ加減だ。無様にその泥舟が先に沈んだら逃げ出した沈没中の船に「なんで沈んだんだー!ブクブクブク!」と文句を言い出すとはもはやコントの領域だ。アタマが悪いにもほどがある。
国会議員たる者、自己が国政の邪魔になると判断したら辞職するべきであるし、民意を問いたいのであれば解散総選挙を実行するべきだ。それが民主主義だ。議員を延命させるために解散を回避するなどという暴挙は断じて許されるべきではない。ましてや解散総選挙について会合でグチグチと愚痴るなどとは言語道断。国会議員の言う勝ち負けなんて国民の知ったことか!民意を反映させるための解散なのだから国会議員がそれに不平不満を言うこと自体が間違っている。
[36回]
PR