正直、生きていくのは大変だ。普通に生きるだけでも大変。どんなに仕事を頑張ろうと上手くいかないときがある。どんなに人に誠実に尽くしても相手はそんなことはお構いなしにボケっとそれが当たり前のことだと感じているかのようなときさえある。なにもかもが上手くいくわけじゃない。が!それでも気合いを入れて頑張るとなんらかの結果が出る。それが人生の醍醐味だろう。
ミジンコはよく「馬鹿だ、馬鹿だ」とミジンコの過労を心配してくれてる周囲の友人たちから言われる。馬鹿正直、まぁ、本当に自分でも思うが正攻法を選び過ぎて損をしているときが多々ある。「そんなヤツ(or 会社)を助けてどーするんだ?」なんて質問のような批判なんて日常茶飯事だ。契約交渉の場でも裏のネゴは極力避ける。それで上手くいかないのならばそれまでだと思うようにしている。それでも会社は潰れないどころか大きくなった。夜の付き合いも一切無くした。昔は酒の付き合いが無ければ仕事が上手くいかないような恐怖感があり、どんな付き合いも快諾して随分と内臓を痛めつけた。最近は真っ向勝負、提供できる仕事の質で勝負したくてもう色々な付き合いは全て断った。仕事をやるときは「ダアァァァァアァァァアアァァァッ!!!」と気合いで突き通す。裏のネゴが無くてもプレゼンは通ると分かった。その代わり半端な気合いでは駄目なのだ。本当に絶対に実現する、負けない、上手くいくことしか考えない、そんな気合いでないと通じない。
映画の世界では荒唐無稽な描写は当たり前にある。絶対に勝てるはずのない相手にも主人公たちは怯まないで本当にラストでは勝つ、それが映画の定番だ。絶体絶命でも主人公たちは諦めない。諦めないどころか勝つと信じて疑わない。アクション大作にそういう作品が多い。アタマを空っぽにして観て楽しむことができる作品たちだ。ストーリーなどはとても誉められたものじゃない作品もある。それでも諦めないでいると最後には勝つ!ということが伝わってくる作品が大好きだ。そういう映画の「ダアァァァァアァァァアアァァァッ!!!」と観ていて気合いが入るシーンを後でいくつか紹介したい。作品自体の評価は賛否両論あるだろうが、そのシーンを何度も見直してはミジンコが次の仕事を頑張る映画たちだ。
ちょうど海外で先に日本でも明日公開の「パシフィック・リム」をご覧になった方から
同作品を取り上げた記事に拍手メッセージを頂いた。
『ミジンコさん、推奨だけあって、凄い映画でした。おっしゃる通り、自分の仕事を頑張る気にさせる映画ですね!』
つまり、「ダアァァァァアァァァアアァァァッ!!!」なのだ。明日も頑張ろうと思える映画ってなんて素晴らしいんだろう。勿論、ストーリーなどに粗がないわけでもないだろう。こういった作品を素直に楽しまない大人もいることだろう。それでもミジンコはイェーガー(巨大ロボット)がKaiju(怪獣)に立ち向かう姿に心底奮い立つ。映画で主人公たちが負けてたまるかコノヤロウ!と頑張っている姿を見て自分も頑張ろうと思うのだ。
エルボー・ロケットで「ダアァァァァアァァァアアァァァッ!!!」だ。これで明日も頑張れる。どんなに巨大な敵にも人類の英知を結集して人型巨大ロボットを建造し立ち向かう。進化するKaijuたちを前に諦めるわけではなく、絶対に人類は滅びないと断固立ち向かう。それでこそ人類だ。とにかく「ダアァァァァアァァァアアァァァッ!!!」なのだ。
「300」というスパルタの戦士たちを描いた作品がある。ストーリー自体はかなり突き抜けたものでおバカ映画として扱われることもある映画だ。ミジンコも設定だとかストーリーはこのブログ的に面白い、つまり無茶苦茶なものとして大好きだ。
スパルタの戦士300人、対するはペルシア軍100万というとんでもない人数差の戦いが描かれている。初戦、スパルタの王・レオニダス(ジェラール・バトラー)は「今日は誰も死ぬなよ」と兵に声をかけて戦いに挑む。挑むもなにも突撃してくるペルシア兵は100万人なのだ。敗残兵の掃討戦よりも酷い戦力差だ。片側が崖の狭い道で盾を前に出した防御陣形でペルシア兵の突撃を受け止めるスパルタの戦士たち。パンツ一丁にマントと槍と楯というシンプルな武装のスパルタの戦士たち、全員が全盛期のシュワちゃんくらいの筋肉モンスターたちだ。
その300人の戦士たちの盾の壁に何千人ものペルシア兵たちが激突。スパルタの戦士たちの足が土にめり込む。そしてペルシア兵の突撃が本当に止まる。最前列にいたペルシア兵たちは後ろからの何千人もの味方の圧力により悶える。ペルシア兵の突撃を受け止めたスパルタの戦士たちは一歩一歩と前進を始め崖からペルシア兵たちを突き落とす。止まるはずのない数十倍もの敵の突撃をスパルタの戦士たちは真正面から受け止めてそのまま押し返した。このシーンだけでご飯3杯いける!初めから諦めるどころかスパルタの戦士たちは初めから勝つつもりで戦いに挑んでいた。「勝てるわけない」ではなくて「勝つことしか考えていない」だった。
「世界侵略:ロサンゼルス決戦」のラストシーンで生き残った海兵隊員たちは再び戦いに戻る。日本でのこの映画についての書き込みを見ると悲観的なものが多かった。要は「映画で描かれている宇宙人の軍隊は先遣隊であり本隊が到着したらもっと凄い武器などで人類は滅亡するのだろう」といった意見が多かった。ところがアメリカでの書き込みを見るとまるで真逆だった。「もう宇宙人の戦術は解明されたので後は戦って勝つのみだ!」といったある意味、びっくりするくらい楽観的な意見だ。でもミジンコはこの楽観論に乗りたい。この映画のラストは「ここから人類の反撃だぜ!宇宙人よ、見ていろよ!」と考えたい。
武器を見ても科学力を見ても人類のそれは劣っているのかもしれないが負けると決まったわけじゃない。現にほんの数名の海兵隊員たちだけでロサンゼルスの宇宙人の母艦は破壊できている。世界規模でそれをやってやれないことはない。まだまだ戦えるという考え方は仕事をしていく上で絶対に必要なものであり、この映画を見て自分を勇気づけることができる。
ヘルボーイで主人公のヘルボーイが倒すと二つに増えるサマエルという悪魔と闘う。倒せば倒すほどサマエルは増殖する。それでもヘルボーイはサマエルを倒し続ける。無数のサマエルに囲まれてもサマエルに怯むどころか「コノヤロウ!」と殴り続ける。倒しても増えるんだから倒さないではないのだ。どんなに増えようが倒し続ける。そこがヘルボーイらしい。後のことなどは関係なく、目の前の敵を倒すことだけに集中しているので圧倒的に有利なはずのサマエルの群れがたじろいでいるかのようにさえ見えるのだ。ヘルボーイの究極の引かない姿勢が大好きだ。
他にも挙げるとキリがないが「明日頑張ろう!」となれる映画がある。大事なことは「ダアァァァァアァァァアアァァァッ!!!」なのだ。
[20回]
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