安倍総理が前回首相だったときに昭恵夫人の言動は「なんだかなぁ~」という感じで半ば呆れ気味に批判されているところをそこかしこで見た。マスコミもネットの書き込みでも苦笑と失笑がミックスされたような批判が多かった。激怒というよりも「おいおい、誰か止めろよ」といった感じの諦めにも似た批判をよく見た。確かにミジンコも昭恵夫人に関してはその言動について触れることが時間の無駄な印象があった。前回の安倍政権は1年ほどの短命であったしそれほどの害をこの夫人から感じていなかったということもある。お嬢さん育ちの中年女性にはありがちな自由奔放さと空気の読まなさが混在して周囲を苦笑させる。それを防ぐことは不可能とも思えることであり、要はこう言ってはなんだが「所詮は夫人の言動」とほっておくことが精神衛生上も最善だと考えていた。後にメガトン級に日本に仇なす首相夫人である鳩山夫人、菅夫人のインパクトに比べれば安倍夫人の陽気な奔放さなんてかわいいものだと思っていた。
昭恵さん、いや安倍首相夫人が首相夫人であるが故に韓流のなにかしらを褒めたりハマっているといった発言をするたびに批判されていて気の毒にすら思っていたほどだ。ミジンコもキムチを食べていたくらいで批判されたら怒る。まぁ、やけに韓国推しな夫人だなとは思っていたがそれも大して気にせずこのブログで取り上げたことは今まで1度もなし。
今回ばかりは取り上げないわけにはいかない。残念ながら首相夫人としては最悪の対応をしているからだ。
韓日交流行事参加の安倍首相夫人「批判コメントつらい」(朝鮮日報日本語版)
安倍晋三首相夫人の昭恵さん(51)が先月21日、東京の日比谷公園で開催された「日韓交流おまつり」の場で、嫌韓派からのコメントにつらい思いをしていると韓国の国会議員らに打ち明けていたことが分かった。
同イベントの参加者によると、開会セレモニーに出席した昭恵さんは、与党セヌリ党の金泰煥(キム・テファン)議員(韓日議員連盟会長代行)ら韓国側の関係者に対し「私が韓国関連の行事に出席するとインターネット上でこれを悪く言うコメントが付いて実につらい。真心を分かってくれない」と語ったという。目には涙が浮かんでいたとのことだ。当時、この様子を一部のメディアが報じたが、理由は明らかにされなかった。昭恵さんは韓国文化に関心が高いとされるが、昨年12月の安倍内閣発足後、韓国関連の公式行事に出席したのはこのときが初めてだった。
昭恵さんは今年に入り、自身のフェイスブック(交流サイト)に70件ほどコメントを投稿している。フォロワーは約4万2000人に達する。5月に韓国のミュージカルを鑑賞したことを報告し、写真を掲載したところ、一部のフェイスブックユーザーから「日本には韓国は必要ない」「竹島(独島)を返すように言ってほしい」といった批判的なコメントを寄せられた。昭恵さんはこれに対し「どんなに甘いと批判されようが、全ての人や国と仲良くしたいというのが私の思いです」と答えた。
今月6日には時事通信のインタビューで、今後も韓日関係の改善に関与していく考えを示した。韓国大統領府(青瓦台)によると、7日にインドネシアで開催されたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の夕食会でも、昭恵さんは自ら朴槿恵(パク・クンヘ)大統領に近づき、韓国語であいさつしたという。
韓国の議員に愚痴を述べる首相夫人。韓国関連のイベントに今この時に積極的に出席して笑顔で握手をすることが実は日本の国益を損なう場合があるという認識は無いようだ。正直いって韓国人や在日韓国人に散々荒らされ誹謗中傷のメッセージを受け取っているブログなのでいちいち面倒なことを増やしたくないのだが、それでも言うべきことは言わなければならない。韓国人と仲良くすることが悪いことではないのだ。それは個人の自由だ。大問題なのは今の緊張した日韓関係に於いて首相夫人という立場の者が軽率になんでもかんでも韓国側の主張を認めたかのようなパフォーマンスを続けることだ。
韓国は大統領から国民まで総じて日本を理不尽な主張で猛烈に攻撃している。慰安婦像しかり、海外での日本叩きのロビー活動しかり、仏像だって返ってきやしない。そんな日本を貶めることばかりに執心している今の韓国に対して笑顔で握手をして数々の韓国側の暴挙を受け入れることが国家として正しい判断だとは思えない。いじめと同じで泣き寝入りや無抵抗を通したところで加害者が異常者の場合はその偽の平和主義は通じない。むしろなんの抵抗も反論もしてこないことに調子に乗り攻撃はエスカレートする。昭恵夫人はまるで自分が国民からいじめられているかのように韓国の議員に愚痴っているが昭恵夫人の軽はずみな言動で被害を被るのはその昭恵夫人が加害者のように扱っている国民の方なのだ。
恐るべき事態だ。消費税増税も決まり国民はこれからも辛い時代を過ごすというのにお花畑の昭恵夫人は国民が夫人をいじめていると韓国の議員に伝え、そしてそれを朝鮮日報が大々的に報道している。ちなみに朝鮮日報にとっては日本人が昭恵夫人のフェイスブックに「竹島(独島)を返すように言ってほしい」と書き込んだことを批判と表現している。いったいどこが批判だというのか?
夫人は「どんなに甘いと批判されようが、全ての人や国と仲良くしたいというのが私の思いです」とフェイスブックで述べている。文面だけ見ればとても美しいことを言っているが別に夫人は「甘い」から批判されているわけではない。そりゃ全ての人と仲良くしたいのは誰だってそうだろう。そういうことを言っているわけではなくて、コブシを振り上げて襲ってきている真っ最中の危険人物にまで最初から握手をするために近づいたら危ないと言っている。そもそもその危険人物は「ああ、こいつは殴っても怒らないんだな」と事態が悪化すると言っているのだ。そんな当たり前の国民の声を無視して自分が批判されていると韓国側に愚痴る首相夫人なんて存在が日本にとって迷惑なだけだ。首相も完全にこの夫人を放置状態なのが気になる。夫婦間に於いては優しいと甘やかすはまったくもって次元が異なる対応だ。ダメなものはダメと伝えることも夫婦間の絆を深める。それを分かっていないまま夫婦を続けて日本の外交にまで悪影響を及ぼすなんてことは勘弁してもらいたいものだ。
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