不覚!人生をB級映画どころかZ級くらいのショーモナイ作品を観ることに捧げている不肖・ミジンコにとってはTBSのドラマ「半沢直樹」の後枠で放送された「安堂ロイド~A.I. knows LOVE?~」は、もしかしたら観るべきドラマだったかもしれない。主演がキムタク、ドラマのタイトル、そして読むのも恥ずかしくなるような副題「A.Iは愛を知っているか?」とアイタタタな要素ばかり。とても1時間の視聴を我慢できるわけもないと初めから観ないつもりでいた。
ところが全編を通じてミジンコ好みの作りらしい。言うなれば
「エイリアン vs アバター」や「
トランスモーファー リターンズ」側のクオリティーらしいのだ。CGも演出もどうもそんな感じらしい。
参考までにこのシーン。キムタクが未来からの敵にギャラクティカ・マグナム(←分かる人には分かる!)を喰らっているところ。
こ、これは見ておいた方が良かったかも・・・・。キムタクがどんな役を演じても「ちょ待てよ!」しか言わないことにブチ切れた未来からのサイボーグのお仕置きだろうか?
ストーリー、演出、そしてメイクまでもが全て滑っている作品が大好きだ。初めから狙ってショーモナイ作品が作られている場合はインディーズ作品ではよくある。それらは本当に寒いだけでまったく食指が伸びない。作っている側のド貧乏制作者たちの妙な「このサブカル的な面白さ、分かるかなぁ?」といった態度にもジンマシンが出る。このドラマのように本気でそれなりの予算を組んでキャストもそこそこ豪華なのにダダ滑りする作品こそが至宝だ。狙ってやってもなかなか簡単には作れないのだから。見てこのgifアニメ。この1秒ほどのシーンだけでこのドラマが大失敗作になると分かるでしょ?そこが逆に凄いのだ。
来週から録画して120倍速で観る所存。
[12回]
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