沖縄県宜野湾市の国道58号線にて、女子高生が北上して来た車と接触事故を起こした。現場を走行中だったアメリカ海兵隊所属グアイ先任曹長が即座に事故の有ったレーンに車を止め、後ろから来る後続車が走って来ないように止め、安全を確保した上で被害者の応急処置にあたってくれた。
海兵隊はこの件に対しての公式ツイートで「海兵隊員は全員、応急処置の訓練を受けているので、事故現場でも躊躇する事無く冷静に対応出来るのです。今までも沖縄の事故現場に遭遇した 海兵隊員たちは全員、即座に対応し、沖縄県民にたいしても同様の処置を施して来ましたし、これからも即座に対応することでしょう。」と述べている。
以前にも沖縄海兵隊が同じように事故現場の処置に尽力してくれた。実のところ、こういう海兵隊員たちの事故現場での活躍は珍しい話でもない。東日本大震災の際に海兵隊が右往左往していた当時の日本政府の指示を待つまでもなく救援活動にあたったのもこういった普段からの支援の慣れがあったことは間違いない。震災の初動でまだ自衛隊が政府からの指示待ち並びに東北の基地の空港が壊滅的な被害を受けて航空機が飛ばせなかったときに、迷うことなく医療機器や糖尿病患者用のインスリンなどの薬剤を現地に輸送したのは海兵隊だ。
そして1週間の入院の後に退院した女子高生と彼女の母はキャンプ・キンザーを訪問してグアイ先任曹長に感謝の気持ちを伝えた。
確かに大ニュースではないかもしれない。それでも海兵隊員が事故や事件を起こしたときには鬼の首を取ったかのように騒ぐマスコミがこういう件については触れない姿勢はどうかと思う。ジャーナリズムの中立性や公平性など皆無だ。海兵隊の悪い面ばかりを強調して、日常的にある海兵隊員が日本人を救った話はまったくのスルーとは呆れてモノが言えない。百歩譲って地元紙くらいは取り上げても良いはずだ。普段はこれでもかというくらいに海兵隊やオスプレイを叩く沖縄タイムスと琉球新報は地元のこういったニュースを取り上げないのだろうか?海兵隊のツイートでやっとこの件の概要が分かる程度なのだ。沖縄にはマスコミが存在しないかのようだ。実際、沖縄在住の人々もこの件の報道を見ないことに疑問を呈している。
海兵隊も発表しているように海兵隊員たちは医療担当だけではなく全員が応急処置のエキスパートだ。軽傷だけではなく重傷者の救急救命の訓練も受けている。だからこそ事故現場でも冷静に対応できるのだろう。考えようによっては海兵隊員たちが普段利用する道路では事故が起きても救命率が上がると言える。この女子高生の件もそうだが普段から海兵隊員たちは幾度となく日本人を救っているというのに、日本のマスコミは海兵隊員たちの悪い面ばかりを強調して報道している。事故現場ではマスコミの人間たちなんて救命活動に参加するわけでもなく、写真撮影に終始して上空ではヘリを飛ばして救助を求める人々の叫び声をかき消している始末だ。海兵隊員たちのほうがマスコミの人間よりもよほど日本人の命を救っている。
グアイ先任曹長有難うございました。Thank you so much, US Marines Chief Sergeant Guai. We Japanese people sincerely appriciate what you and US Marines have been doing to us. Arigato!!!
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