海外から見ると尚更のこと、日本での集団的自衛権の反対の大声に苦笑している。国連加盟国のみならず世界中のありとあらゆる国や民族が有する権利を日本がやっと持てるということになったら、なぜか「日本が戦争をする!」だの「徴兵制になる」などのトンデモ理論まで飛び出す始末。
日本人はつくづくお人好しなので、そうやって日本の自衛力を高めるようなことには猛烈に反対する日本が大嫌いという世界的に見れば極少数派がどれだけ大騒ぎしようともそのアンチ・ジャパンな人々も平和に日本で暮らせる。おお、日本人とはなんという温厚で非暴力主義を貫く人々なのだろうか!もう日本人なんて名称ではなくて地球平和人と改名しても差し支えないことだろう。世界を豊かに便利にする技術を数え切れないほど作り出し、金銭的にも技術的にも支援した国々は数限りない。中国や韓国で日本人が襲われ、領事館さえ攻撃されようとも、日本国内の中国人も韓国人は平穏無事に暮らせているどころか日本人たちに親切にされている。国内の中国人や韓国人ならばそれを分かっているはずなのだが母国でその事実を言えば迫害される。どちらが平和な国だろうか?北朝鮮が日本人を拉致誘拐しても北朝鮮に攻め込むわけでもなく、今もって5名しか帰ってきていないのに武力ではなく対話で解決しようとしている。こんな国が戦争をしたがっていると言い張っている愚かな国が2、3国だけこの世界には存在するようだが、どんな世界のどんな簡単なテストでも100%正解するであろう問題ですら間違える馬鹿がいる。日本が軍国主義だって?それは自分の名前の記入すらも間違えるような馬鹿が自分が正解だと言い張っているようなものだ。
国内のマスコミはほとんど報道しないが反捕鯨の立場で日本と対立しているオーストラリアとニュージーランドの首相がそれぞれ日本の集団的自衛権について賛成の意を表明した。太平洋でつながり経済的には日本との結びつきが絶対に必要な国々からしてみれば、反捕鯨の立場であろうとも日本と敵対する可能性なんて有り得ない選択だ。太平洋上で同盟軍になる日本が日本の艦船に飛んでくるミサイルしか迎撃しないなんて事態は受け入れられないことであり、集団的自衛権に反対する理由が無いということだ。他にもフィリピンなどアジア各国は中国と韓国の除いて集団的自衛権に賛成している。そもそも「今まで無かったの?」という驚きの方が先に来ていることだろう。そりゃ各国の首脳は、対外的には日本が今まで集団的自衛権を持っていなかったことを知らなかったとは言わないだろうが、実際のところは今まで日本が同盟国の艦船に飛来するミサイルをイージスシステムで落とせないなんて知らなかったことだろう。当ブログの管理人・ミジンコが日本の同盟国だったら「おいおい!今まで同盟を組んでいてもそんな状態だったのかよ!」と突っ込みを入れたくもなる。衛星とリンクした本来の機能としてのイージスシステムはアメリカと日本しか使えない。イージス艦を保有する国は他にもあるがシステムが追いついていないのが現状で、イージスシステムの設計思想のままに機能させることができるのはアメリカと日本だけだ。それなのにその日本が同盟軍への攻撃には今の今まで無力だったのだ。まるで悪い冗談だ。
最近では集団的自衛権反対派はペルシア湾での機雷掃海に目をつけたらしく、今度はそれをテーマにして猛烈に集団的自衛権を反対している。航路の機雷を撤去するとなぜ日本が戦争をすることになるのか、その論理の飛躍はさっぱり理解できないがともかく反対派はそう主張している。ペルシア湾で日本のタンカーが立ち往生して原油価格が高騰しても、そういう反対派はなんの責任も取らない。当ブログでは何度も述べているが「人は貧しくとも死ぬ」、これが現実だ。燃料費の高騰で倒産する会社が増えていることは現実だ。当ブログで原発を今なぜまだゼロにするべきではないかを説明するときにも幾度となく挙げたが、燃料輸入量の増加と燃料費の高騰による貿易赤字が史上類を見ないほど深刻なものとなっている。アベノミクスだ女性管理職を増やすだの安倍政権は謳っているが、その結果が出る前に燃料費で事業継続を断念する中小企業は膨大な数に及ぶし、今後もその状況はすぐには改善するとは思えない状況だ。世界屈指の掃海技術を持つ自衛隊がタンカーが通れるように機雷を撤去すると日本が戦争に突入するだって?アホか!どこかを空爆したわけでも、どこかを軍事侵攻したわけでもあるまいし、機雷撤去だ!そんな理由で日本が戦争に突入する可能性を心配して、燃料費で苦しみ抜いている万を超える日本の会社の足を引っ張ってどうするんだ!
そもそも集団的自衛権を反対する人々は普段どのような生き方をしてそんな考えに至ったのだろうか?自分の友人に向かっていくボールを弾くことができるというのに「そういう主義じゃない」と見過ごすのだろうか?なにもボールを飛ばした相手に殴りかかれと言っているわけではない。どこぞの発作的に暴力的になるアジア2国の一部国民ならばそれもやるかもしれないが・・・・・。ともかく友人が怪我をしないことを望んでボールくらい弾くことは当然だろう。ではもっとつっこんで、その友人が自分の子供を事故から救助して抱きかかえて逃げているときにボールをぶつけようとしてくるクソッタレなヤロウがいたときには?その友人と子供の前に立ちはだかるのは当然のことだ。考えるよりも先にそうなる人がほとんどだろう。紛争地帯で日本人を救助した米軍の艦船がその日本人を日本まで送ってくれる最中にミサイルで狙われたとしたら?そのミサイルくらい撃ち落すに決まっているだろうに。今まではそれができなかったが、現実にそういうことが起きたら先ず間違いなく自衛隊の司令官はそのミサイルを迎撃する。それが命令違反となり罪に問われようとも即座の判断で迎撃する。そんなことは容易に想像できる。自衛隊にそんなことで罪を負わせるような今までの現状がおかしかったということだ。
人としてどっちを選ぶのか明白なことであるというのに、なぜか集団的自衛権などという遠回しな表現になると堂々と反対するクソッタレな連中がいるということだ。おまえら友達に投げつけられたボールを防がないのかと。自分の子供を抱えて逃げてくれている友達に投げられたボールくらい叩き落せよと。ドッチボールをやってんじゃねーんだぞ、バカヤロウ!ということだ。
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