韓国では第69周年光復節を迎えて、ソウル西大門区ヒョンジョドン西大門刑務所歴史館にて開催された「2014 西大門独立民主祭り」を訪れた子供たちが、戦時中の日本の軍服のコスプレをしたスタッフたちに向けて水鉄砲で撃つというイベントが行われた。
![](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/1cd6c6ec01ac1a4ee7ecd873839c357d/1408271403?w=500&h=258)
ヘイトスピーチどころの話ではない。子供たちにこんなことをさせて韓国の大人たちは正気か?
そもそも当時の日本軍は韓国軍と戦争をしていないという歴史的背景は重要なこととはいえ、今回は置いておく。そんな歴史的事実を飛び越えてこのイベントは狂気に満ちている。例え過去に敵国であった国であろうとも、こういう洗脳を子供たちに行うとは言語道断だ。まだ判断力に乏しく、また判断できたとしてもまだ自立はしていない子供たちは大人が「やれ!」と言うことには逆らえない。外国人を想定したスタッフに対して銃で撃って殺すイベントなんて子供たちにさせるべきじゃない。
例えこれがテロの被害国でも同じことだ。これは間違いなく言い切れる。仮に9・11の被害者や犠牲者の遺族がビン・ラディンやアルカイダ兵を模した人形やコスプレスタッフに危害を加えるようなイベントがあったとしても到底容認できない。アメリカ国内で、それを支持する人々もいるだろうがそれに異を唱える人々もいることだろう。日本人がつい先日の原爆犠牲者たちの慰霊祭にて当時のアメリカ軍兵士のコスプレをしたスタッフに水鉄砲をかけるイベントなんてあったとしたらどうだろうか?それこそ国内を揺るがす大ニュースとなり、そのイベントを開催した関係各位は日本中から袋叩きに遭うことだろう。日本政府からアメリカ国民へ、その度を超えたイベントについての謝罪もあることだろう。そして日本人ネットユーザーたちが一斉にアメリカ人たちへの説明と謝罪に走ることだろう。原爆投下を容認したわけでも簡単に許せるわけでもない。それでも引くべき線というものがあり、節度というものを失ってはならないということだ。
韓国社会ではこういうイベントが普通に開催される。日本国旗もよく燃やされているし、踏みつけられている。前大統領などはあろうことか天皇陛下を侮辱した。それは日本人の心を踏みにじるものであったが韓国側からは一切の謝罪が無い。
よくネットで見かける書き込みでは発展途上であった韓国は日本の占領によって大いに発展したというものがある。それには同意できない。結果的にどのような恩恵があろうと「統治下」という状況において統治される側の心情を思うに、その過去の日本の行ったことについてなんでもかんでも盲目的に肯定しようという気にはなれない。どんな結果であろうとも統治なんてことが称賛されて良いはずがないのだから。それでも今回のこの韓国での狂ったイベントは間違っている。子供たちに特定の国への憎しみを植え付け、あろうことかその国の人間をイメージさせる服装をさせてそれらの仮想・外国人たちを水しか出ないとはいえ銃で撃たせて喜ぶイベントなんて異常だ。
大人が子供たちに特定の民族への憎悪を募らせるように仕向けるなんてその国の民度は最底辺ということだ。子供たちには自由に情報を取捨選択できる環境を与えて学ばせ、その上である程度判断力がつく年齢になったときにも自由に自分たちなりの解釈をするように導くことが大人の務めだ。そして大人たちや政府やら大企業やらの思惑通りには子供たちが解釈しなかろうとも、それも受け入れることこそ成熟した社会というものだ。韓国のやっていることは、子供たちの自主性を無視してひたすら特定の国、すなわち日本を敵視させ、韓国国内での膨大な矛盾から目をそらさせるようにしているに過ぎない。こんな異常なことを子供たちにさせて、韓国国内での不条理な現実の目くらましにしているとは情けない国だ。
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