福岡発祥でありながらすっかり東京のお土産の定番と化した感のある銘菓ひよこ。
かつてはNY郊外の「おい!てめぇコノヤロ、なんだこのデカい家は!謝れ!東京の人たちに謝れ!」とミジンコに訪れるたびに抗議を受けるウィ家の人々へのお土産としても喜ばれている。かつて感謝祭で絞める予定だった七面鳥に名前をつけてそのまま飼い出したウィ家の人々。基本、お父さん(ウィ)がヘタレなので七面鳥を殺せるわけがないと飼い出したときから確信していたミジンコ。ミジンコが訪れた際に「Do me favor(頼む!)Finish her.(殺ってくれ)」と言われたときにはウィにモンゴリアンチョップをした。どの家庭で来客に大型の鳥類を殺してくれと頼むところがあるんだ・・・・。俺は世界最高峰と称される規模と能力の空挺部隊を有する企業の取り締られ役、人間には厳しいが鳥には優しいのだ。鳥は殺せない。結局、その七面鳥は何年間もペットとして飼われ、お亡くなりになった後は庭に墓を作られて献花が絶やされることがないという。
数年前に初めてお土産として持参した銘菓ひよこも当時は幼かった娘さんたちが「かわいそうで食べられない」とひよこさんたちのアタマにかぶりつくことを拒絶していた。確かに言われてみれば愛らしいひよこの造型はアタマからガブリとはなかなか行き辛い・・・・・かな、俺、いつもなんの躊躇もなく食べている、ガオー!
ウィの娘さんたちも小学校の高学年(あっちは9年生まである)くらいになっただったろうか、もう半分大人といった印象。そんな成長した娘さんたちはフツーーーーに居間でひよこを食べていた。もうひよこさんたちを食べることになんの抵抗もない模様。
別にいいんだけれど、なんかせつない。
いじょ!
[16回]
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