韓国の朴(パク)大統領に対する名誉毀損罪に問われている産経新聞の前ソウル支局長が、出国禁止の取り消しを求める裁判を起こしました。
産経新聞の加藤達也前ソウル支局長は、去年8月に書いた記事が「大統領に対する名誉毀損罪」にあたるとして起訴され、現在、韓国で裁判が行われています。
韓国側は去年8月以降、加藤前支局長の出国を禁止していますが、6日、加藤前支局長は黄教安(ファン・ギョアン)法務大臣に対し、出国禁止措置の取り消しを求める訴訟をソウル行政裁判所に起こしました。
訴状などによると、「居住や移転の自由は外国人にも認められた基本的人権であり、証拠隠滅や逃亡のおそれがない」などとして、「出国禁止措置は裁量権の 逸脱・乱用にあたる」と主張しています。加藤前支局長は現在、東京本社編集局社会部の編集委員ですが、「本来の取材活動ができず実に不本意」だとしていま す。
この問題をめぐっては海外のメディアを中心に「人権問題」との批判があがっていました。
ソース元:
Yahoo!ニュース TBS
昨年に引き続き、国内外の大きなニュースが度重なり、この韓国政府による理不尽な邦人拘束については余り話題になることがないが、これもまた日本人に対する外国人による重大な人権侵害であると当ブログは考える。元々の起訴、出国禁止措置が大統領による圧力が疑わしい韓国司法の機能不全であり、加藤産経新聞前ソウル支局長が訴えられること自体が韓国政府による横暴極まりない人権侵害であり、今すぐにでも日本政府が前支局長を救出するべき事案だ。
訴状にあるようにそもそも証拠隠滅の可能性など存在しない。韓国国内でのニュースソースを引用したら大統領への名誉棄損とされた無理筋な訴訟であり、証拠隠滅もなにもその名誉棄損だと韓国政府が主張する大元の記事を書いたところは訴えてもいないというのに、なぜか日本の新聞社の支局長は軟禁状態となり帰国が叶わないという事態だ。しかも、加藤前支局長が公の場に姿を現した際には同氏が乗る乗用車を記者たちだけではなく、罵声を浴びせモノを投げる不信人物たちが囲んでいた。加藤支局長の安全が韓国国内で確保されているとは到底言えない状況であり、韓国政府が気に食わない日本人をじわじわと追い詰めているという状況だ。これでは裁判どころではなく、韓国政府による日本人いびりだ。こんな酷いことを長期間続ける韓国政府が人権について正常な判断が下せるとは思えない。韓国の法務大臣の措置が人権侵害なのであるから、優先すべきは韓国政府の意向なのか、国際的な基準に準じての人権なのか、選ぶべきは後者であることは当然のことだ。
政府に都合の悪いニュースソースを引用したら海外新聞社の支局長が逮捕・拘束され、その後、半年余り経過しても帰国すら叶わないのだ。こんな馬鹿げたことを続けることは韓国が世界に恥を晒し続けることになる。この韓国政府のやり方は独裁国家とやっていることが何ら変わらない。今の時代にこんなやり方が通じると思っている韓国政府は時代錯誤もいいところだ。
[42回]
PR