「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」というやつだろうか?小牧基地で開催された航空祭でのブルーインパルスの曲技飛行にまで抗議する市民団体がいるのだ。7万人もの観客が楽しみにしていた航空祭だ。そんなお祭りでの数分間のアクロバット飛行すらも許さないというのはさすがに行き過ぎた抗議だ。
ブルーインパルス飛行、春日井市や住民ら抗議 愛知 (朝日新聞デジタル)
愛知県小牧市、春日井市、豊山町にまたがる航空自衛隊小牧基地が15日の航空祭で曲技飛行チーム「ブルーインパルス」の編隊飛行を実施したことに対し、春日井市やその市民などで作る市飛行場周辺対策市民協議会は17日、
「長年にわたり築き上げてきた基地との信頼関係を一瞬にして崩壊させた」と抗議した。
協議会は「住民の理解を得ないまま強行した。今後ブルーインパルスの飛来、利用を行わないよう断固申し入れる」とした。同基地の高垣康二副司令は今回の飛行について「子どもたちに夢を持ってもらい、地域活性化にもつながると考えた」と取材に話した。
周辺住民との親睦を深める為に開催されている航空祭でブルーインパルスがその高度な飛行技術を披露したら、市民団体の声明がこれだ→「長年にわたり築き上げてきた基地との信頼関係を一瞬にして崩壊させた」
おかしいのは誰なのか子供でも分かる。基地と周辺住民との信頼関係が築けているからこその航空祭であり、何万人もの来場者なのだ。その万という人々がブルーインパルスの飛行を心から楽しんでいたのだ。そんなことにまで水を差すようなことを言う市民団体は自分たちのエゴを他の大多数の市民の喜びよりも優先しているに過ぎない。
基地の副司令の弁である「子どもたちに夢を持ってもらい、地域活性化にもつながると考えた」の方が抗議団体の声明よりも遥かに説得力がある。飛行機を見てそういう職業に憧れ目指す子供たちも少なくないであろうし、大規模なイベントは地域活性化の核となり、それが恒例イベントともなれば基地周辺地域への経済効果は大きい。横須賀の自衛隊イベントの活況ぶりと周辺商業地区への波及効果を考えれば、基地での定例イベントはむしろ推奨されるべきことだ。なにしろどこの市民だかも分からない市民団体はともかく、ほとんどの国民は自衛隊を頼りにしているし好きなのだ。自衛隊イベントに多数の人が押し寄せることはこの日本では至極当然のことだ。
ブルーインパルスの曲技飛行が地元で行われるなんてなんて羨ましいんだ!というのが当ブログの管理人ミジンコの率直な感想だ。ブルーインパルスが飛ぶと長年築き上げたという信頼関係が崩れると称する市民団体がいるようだが、そもそもそんなことで崩壊すると考えるような関係を信頼関係であったと捉えていたという話が嘘くさい。どっちにしろ、この市民団体は自衛隊も基地も信頼していないどころか敵視していたことがバレバレだ。そんな団体の信頼を得るためにブルーインパルスの飛行を中止するよりも、楽しみにしていた子供たちに曲技飛行を見せた方がよほど有意義だ。基地の判断は間違っていない。
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