今、参議院の外交防衛委員会では社会人1年生の集団でもやらかさないような幼稚で馬鹿げたことが起きている。
外交防衛委員会の委員長が遅刻、野党が猛反発して審議が遅れ、審議日程に支障が出ている。つまり、委員長不在の約3分間、審議は開始できず、その遅刻のみならずその件を含めて既に4回も謝罪することになっている片山さつき委員長に対しての野党からの非難轟々で審議が更に遅れるという負のスパイラル。与党議員たちも庇うにも限度があると思ったのか静観の構え。まともな議員はどこにいるのか?といった状況。これが今の日本国の外交防衛委員会なのである。嗚呼・・・・。
更に酷いのはその遅刻の件で委員会で謝罪した片山さつき委員長が泣き出したこと。そこは外交防衛委員会なのだ。泣いたところで何も始まらない。いちいち男女平等云々の話に持って行きたくはないので控えるが、正直いって片山委員長が泣き出す映像を見て「そこで!?」とは思った。むしろ女性の方がああいう場面で失笑してしまうのではないだろうか?
野党に文句を言うなとは言わない。さすがに片山委員長は常習犯であり弁護のしようがない。外交防衛委員会の委員長を引き受けるべきでは無かったのだと考える。どんなスケジュールであろうが、どんな職責であろうが、国会の委員会、ましては外交防衛委員会の委員長の仕事よりも優先すべき仕事がこの日本にそうはあるとは思えない。それで過去にも注意を受けても再度遅刻をしてしまうのだから、もうこれは委員長には適任ではないという判断が妥当だろう。その遅刻で委員会は荒れ、本来議論するべき外交や防衛についての国政、予算審議がおざなりになるなんて冗談じゃない。遅刻する委員長も審議が遅れるほど騒ぐ野党もどっちもどっちな感はあるが、そういうことが起きると容易に想像がつくのに遅刻を繰り返す委員長では委員長退任が妥当だろう。
残念ながらこれが今の国会の低レベルさの表れだろう。与党も野党も国民を舐めているとしか思えない。終始くらだらない質問を首相に投げかける野党。遅刻を繰り返す与党委員長。審議を遅らせても構わずに与党叩きに必死な野党たち。泣きたいのは国民のほうだ、バカヤロウ。
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