この非日常な光景は何かというと・・・・
アメコミの悪役たちが減刑を条件に特殊部隊を組んで悪と戦うという「スーサイドスクワッド(自殺部隊?)」の映画撮影中の一コマ。バットマンの悪役として有名なジョーカーまでもが政府の命令に素直に・・・ではないがともかく従って悪の組織を叩き潰す。まさに毒をもって毒を征すなストーリー。
アメコミ作品は苦手なのではあるがこの作品には期待している。勧善懲悪な話よりも清濁併せた話の方が現実に近いと思うのだ。それになんとなくではあるが、こういう面子の方が味方になると頼りになりそうな気はしないだろうか?
ひとつ気がかりなのは監督がデビッド・エアーなところ。アメリカでは非常に注目されている監督ではあるが映像描写、特に銃などで人が死ぬシーンの残酷描写がなんというか当たり前だが残酷なのだ。「エンド・オブ・ウオッチ」、シュワちゃんの「サボタージュ」、「フューリー」と同監督の作品を観てきたが確かに上手いのではあるが残酷なのだ。そこ描かないとダメ?とツッコミたくなるようなシーンが結構ある。だからこそ話題にはなるのであるがアメコミに残酷さを発揮すると空回りになるような気がする。まぁ、超大作映画ではあるので、そこは周囲が上手く調整するのであろうが、いつものデビッド・エアー作品のように人が自動小銃で滅多打ちになったり、人のアタマが戦車砲で吹っ飛ばされたりといったシーンはアメコミ作品ではどうかやらないで欲しいと願っている。
[7回]
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