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【石垣】尖閣諸島で中国公船が領海侵犯を繰り返している問題で、石垣市の中山義隆市長は16日の市議会で「翁長雄志知事 は中国のトップに会っても何も発言せず、アメリカでは米軍基地問題をドンドン訴えている」などと知事の対応を批判した。崎枝純夫市議の質問に関連して答弁 した。
崎枝氏は自衛隊配備や辺野古移設、尖閣諸島などの問題に触れ、翁長知事を支援する立場で質問。
中山市長は、知事が経済交流促進を目的に4月に中国で李克強首相らと面談したことを挙げ「翁長知事はマスコミに『領土問題は一地方自治体の長が言うべきでない』と述べた。私は大変憤った」と指摘。
「中国の公船が沖縄の行政区域で領海侵犯を繰り返す中、中国トップに会えても何も発言しない。片方の国に言わず、アメリカでは基地問題を言う。那覇市長だったらいいが、沖縄県知事だ」と語気を強めて批判した。
ソース元: 沖縄タイムス
沖縄タイムスがこういう記事とは珍しい。・・・・とは思ったものの、これは石垣市長が翁長沖縄知事に反抗していると広く仲間たち(活動家たち)に知らしめる為の記事かもしれないと思うと素直に受け取れない。
中山石垣市長は正論中の正論を述べている。総理大臣どころか閣僚でもない一県知事がアメリカで散々基地問題を訴え、アメリカではそれは知事が交渉するべきことではないと上院議員などに諌められている現状は異様だ。例えるならば日本にアメリカの州知事がやって来て外交問題について日本の国会議員たちに語りかけてくるようなものだ。そもそもアポイントの段階で議題について疑義が生じているような状態でアメリカでは沖縄県知事の越権行為が呆れられたというのが本当のところだ。知事になって最初の訪米だったのでまだ議員たちとアポくらいは取れただろうが2度目は無いことだろう。唯一良かった点は今の沖縄県知事がそういう人間なのだとアメリカの民主党にも共和党にも伝わったことだろう。
そしてこの沖縄県知事が訪中して李克強首相などと会った際には尖閣問題など一切触れることもなかったのだ。さすがに石垣市長が憤るのも理解できる。尖閣諸島に近く、沖縄本島よりも更に中国の脅威に晒されている石垣島の市長からしてみれば、あの訪中での翁長県知事の態度はまるで裏切りだ。これほどまでに尖閣諸島や小笠原諸島に中国が示威行動を示し漁船に偽装した中国人民解放軍が潜水艦用の海図作成などを行っていることは明白であるというのに、そういった中国の侵略下準備について沖縄県の県知事が訪中してまったく触れずに友好とは石垣島の人々は見捨てられたようなものだ。アメリカの基地を排除して中国とは友好という姿勢は決して日本政府の意向ではないというのに県知事レベルで勝手な外交を繰り返している翁長知事の越権行為は許されない。
中国が尖閣諸島へ侵攻した際に真っ先に狙われるのは石垣島だ。尖閣諸島では海軍、空軍の橋頭保にならないので港や空港設備のある島を先ずは確保する、これは侵攻の初期段階の絶対とも言える。沖縄本島には米軍が控えている。いきなりの沖縄侵攻ではなく先ず狙われるのは石垣島だろう。先ずは中国が石垣島を狙うという不安は石垣市長ならば尚更感じているであろうし、そこについて何のサポートもしないどころか中国ベッタリの県知事の誕生は石垣島の悲劇だ。安倍政権は着々と自衛隊の駐留など石垣島の防衛構想を進めているというのにこれに関しても活動家たちはやたらとデモなどでなぜか日本が戦争を進めているかのように叫ぶ。日本と中国、どちらが守ってどちらが攻めようとしているのか誰だって分かるこの状況に至っても活動家たちだけではなく沖縄県知事までもが守っている側の日本や米軍が悪いかのように主張する。悪いのは侵攻してこようとしている国に決まっている。これは揺るがない。