幾度か当ブログで取り上げたミス・ユニバース日本代表の宮本エリアナさんの疑義が大いにある言動についていよいよ看過できないレベルでの海外への発信が始まっている。正直言ってミス・ユニバース日本代表とはいえ、まだまだ若い社会経験が豊富とは言い難い女性の迂闊な発言についていちいち批判するのもどうかとは思ってはいるのだが、事が日本代表として世界に発信力のある立場でのジャパン・ディスカウント丸出しの発言なので日本人としてただ黙っているわけにもいかない。
↓こちらの英語のニュース、つまり英語を理解する人々ならば誰もが読める大手ニュースサイトにて、宮本エリアナさんはインタビューを受け、到底看過できない発言をしているのだ。そのニュースの冒頭のみを抜粋する。
Black Miss Japan fights for race revolution(Yahoo! News)
Tokyo (AFP) - Ariana Miyamoto entered the Miss Universe Japan beauty contest after a mixed-race friend committed suicide. And she endured abuse after winning the crown because of her skin colour.
日本語訳:
宮本エリアナさん(21)がミス・ユニバース日本代表の選考会に出場したきっかけは、自分と同じ「ハーフ」の友人が自殺したことだった。 そうして見事、日本代表に選ばれた後も、肌の色を理由とした暴言に堪え忍ばなければならなかった。
記事全文の日本語訳が
こちらのまとめブログにて掲載されている。この記事でも終始、彼女は当ブログが疑問視している彼女が日本での差別とするエピソードを披露している。
とにかく驚いたのは彼女の友人の自殺の件だ。このインタビューを読んで日本の事情を知らない海外の人々はmixed-race(混血)の人々が日本では自殺に追い込まれるほど差別を受けていると捉えかねない。しかも記事冒頭でこんなショッキングなことに触れている記事の割にはその後、その友人が自殺に至った経緯(差別)どころかその友人について触れていないのだ。一体なんのために友人の自殺に触れたのか?これでは日本では被害者が自殺に至るほどの人種差別が行われているといったミスリードを誘発しかねない。
宮本エリアナさん、もうこういうことはいい加減に止めるべきだと感じないだろうか?注目を集める為になるべく衝撃的なエピソードの引き出しが多い方が芸能活動などで有利だと考えているのならば大きな間違いだ。そもそも日本で黒人として差別を受けてアメリカではその差別から解放されたといった言動がアメリカ社会では悪い冗談と化す。先日も人種差別主義者による教会襲撃で多くのアフリカ系アメリカ人の命が奪われた。今、この時も白人警察官と黒人社会との対立は治まっておらず一触即発の状況だ。残念ながらアメリカでの差別は殺し合いだ。いや殺し合いというよりも一方的だ。差別している白人が黒人を殺しているのだ。宮本さんの発言を聞くと、「日本で差別を受けてアメリカで何だって?」とイヤミのひとつも言いたくなる。正直言って人生で日本とアメリカの往復の生活の当ブログの管理人ミジンコとしては、本当に宮本エリアナさんはアメリカ社会を見てきたのか?と疑問に思えるのだ。いったいアメリカのどこを見てきたのだろうか?
いやはや驚いた。宮本エリアナさんのミス・ユニバース出場理由が友人の自殺だったとは。ひとつ言っておきたい。それが本当なのか嘘なのか真偽のほどはこちらでは調べようがないが、本当に大切な友人が命を絶ったのならばそれを世界に発信することには疑問がある。自殺したことを世界に発信されることを望む自殺者がいるだろうか?故人が自分の死をこういう使われ方をすることを望んでいるだろうか?宮本さんの日本での差別についての言動が以前から疑問であったが、更なる疑問が生じた。友人の自殺と言えば衝撃的ではあるが、胸に秘めておくべきことが人としてあるのではないかと感じるのだ。友人の自殺が本当に人種差別が原因だったとしたら、遠回しにミス・ユニバース経由にせずとも訴え出られる場所がある。こういう友人の死の扱い方には大きな違和感を覚える。
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