自民党議員たちが開いた勉強会での作家の百田尚樹氏や自民党議員たちの発言についてマスコミが鬼の首を取ったかのごとく大騒ぎしている。対して国民のほとんどはそれほどの重大事に捉えていないように見えるのが当ブログの率直な印象。その勉強会とやらの講師選定や議員という立場での発言としての問題がまったく無かったとは言わないがマスコミ関係者がこぞって取り出す「言論の自由の危機」といった主張にはほとほと呆れている。言うまでもなく普段散々安倍政権や自民党へ罵詈雑言を並び立てているマスコミからは逮捕・拘束された者は一人もおらず、全国各地で行われている「戦争立法!」などという造語を喚き散らすデモ隊が鎮圧されたといった話も聞かない。この国には言論の自由どころか政府の方針を根底から否定し邪魔をしたところで安心して暮らしていける自由があるのだ。
その自民党の勉強会についてはやっと久しぶりに安定政権を獲得した自民党内での緩みがモロに出た感がある。緩みというと自民党関係者は辛いのだろうが、マスコミや野党への溜まりに溜まった憤りを吐き出す場を得て、そこでほんの少しの愚痴を言うつもりが講師を含めた出席者全員が少しずつストレスを発散という本音トークをしたら、それが次々と出席者たちの本音の呼び水となったのだろう。百田氏を講師に招いている時点で軽率だった。百田氏は無責任発言の常習者であり、問題発言であろうとも注目されることで得られることもある人物だ。一方、自民党議員たちが百田氏と一緒になってマスコミや野党への攻撃材料を与える愚は冒すべきではなかった。
今回の勉強会では自民党若手議員たちの脆さが出た感がある。残念ではあるが隠し通したまま自民党が能力以上の評価を受けることも良いこととは思えないのである意味良い機会だった。これが自民党若手集団の現状だろう。勉強会というそこでの発言が外に漏れる場でわざわざマスコミや野党にエサを与えるのだ。この軽率さが自民党若手の現実だ。ある意味、密室でそういうことをやらずに勉強会でやってしまい自爆しているところはむしろ好感すら覚えるのではあるが、その脇の甘さは残念賞モノだ。その勉強会には見知った顔ぶれがアホ面下げて行列しているわけなのだがアホ面と当ブログに言われても反論などは許さない。なにしろ本当にアホ面たちなのだ。アホじゃなければ勉強会で自滅しない。若手議員とは言っても40代50代の議員たちなのだ。若手とは言いつつももう人生の半分以上は生きたであろう議員たちなのだ。アホな冗談は顔だけにして貰いたいものだ。あと少しは痩せろ。自民党のメタボ率は異常だ。顔がデカい議員も多い。アホ面も止めろ。それとアホ面も止めろ。ついでにアホ面も止めろ。(※ 別に怒っていません。)
辛辣な物言いになるが、自民党の今の若手と呼ばれる議員たちの小粒感が恐怖だ。この中から将来の総理候補とか本当にいるのか?と不安になる。将来的には岸田総理までは日本にとって良い流れだと思うのだがほんの10年先がとてつもなく不安になる。さすがに再び野党が政権を獲得してまた日経平均急降下&低迷という愚を有権者は選ばないとは思いたいが、勉強会ごときでしばらくは失脚する議員たち続出なのだ。本当に自民党にはしっかりして貰わないとならない。安倍さんについていけば安泰なんて考えている自民党議員がいるのならば今の時点で辞職するべきだ。安倍政権だってあと10年は続かない。その後の日本を任せられる議員に今回問題となった勉強会に出席した議員たちになって貰わないとならないというのにこの情けないつまずき。言語道断だ。隙があるというよりも全身が的みたいな若手議員が多すぎる。正直いってこの自民党若手と呼ばれる議員たちのユルさを見るに、橋下市長が自民党に入党して将来の総理候補という流れも有り得なくもないような気がしてきた。当ブログとしては日本の景気回復と日本人の努力に見合った対価(収入や安定)を得られれば結果満足なので、100%満足な総理や政権なんて非現実的なことを求めているわけではないのだ。安倍政権だって100点満点とはほど遠いがそれでも日本にマイナスではなくプラスだと考えている。「ちょっとだけマシ」ということは実は非常に難しく途方もない道のりなのだ。経営にしろ、政治にしろ、家庭にしろ、今よりちょっとでも良くなることが重要で難しいのだ。
さて、マスコミはこぞって「マスコミを懲らしめる」とする百田氏の勉強会での発言を叩いている。猛烈に叩いている。言論の自由だとか官製報道だとか色々と叩きやすい発言ではあり、そりゃもうマスコミがウンザリするくらい元気になっている。百田氏については当ブログでも散々問題視している沖縄タイムスと琉球新報という沖縄の2つの新聞社についても冗談だという無責任な弁解をしているが倒産を望む旨の発言をしている。もう百田氏については話題になることも見越しての発言であり、それにいちいち飛びつくマスコミのほうが滑稽に見える。
そして当ブログ管理人ミジンコの本音を述べる前に先に当ブログ管理人の百田氏への印象について触れておきたい。ブログでそれを述べたことがないからだ。自民党支持者だとか、保守系だとか、親米派だとか、色々と印象を持たれている当ブログ管理人なのではあるが、それも自分ではよく分からないというべきか別に固定化した主義主張に沿って生きているわけでもない。百田氏に関しては氏の処女作である「永遠の0」がどうしても好きになれず、なんとこれだけ映画を観ている(毎年、劇場公開作の半分ほどは劇場で観ている)身でありながら、あの邦画では空前のヒット作の「永遠の0」を今もって観たことがない。特攻攻撃を美化したかのようなゼロ戦を異様に高性能機として描いた氏の作品にどうしても嫌悪感があるのだ。本当のゼロ戦は特に太平洋戦争末期にはほとんどが体当たりの前に撃墜されていた。パイロットの腕でどうにかなるものではなかったことは資料を見れば明らかだ。それが「永遠の0」では米軍が驚愕するほどの性能を見せる。こういう史実を無視した戦争描写はどうしても受け付けなかった。まったく成すすべなく撃墜されることが分かっていながらも出撃したパイロットたちとそれを送り出す上官と司令官という描写こそがゼロ戦の真実だ。百田氏は処女作からベストセラー作家となり、その後も様々な分野の小説を手がけ、そのほとんどの作品が売れている。作家としての技量は高いのであろうが、とにかく「信用ならない」というべきか虚言癖とも思えるほど事実を歪曲して伝える人物という印象が強く、小説のようなフィクションならばまだしも普段の発言からしてどうにも行き当たりばったりで発言しているようにしか見えない。ミジンコとしては氏が今のような注目を集める以前から嫌悪感が強かった。正直言って氏が自民党に接近して保守系の発言を繰り返すようになりウンザリもしている。はっきり言って勉強会の講師に百田氏を呼んだ自民党勉強会は馬鹿丸出しだと思っている。
で、そこまで百田氏にアレルギーのある当ブログの管理人なのではあるが、日本のマスコミが懲らしめられたところで当然の報いだと考える。沖縄タイムスも琉球新報も日本に仇なす組織だと捉えている。つまりマスコミが問題発言だとこぞって取り上げている百田氏の発言のいずれもが当ブログの管理人ミジンコは常日頃から考えていることと同じなのだ。日本のマスコミがこれまでにしてきた偏向報道の歴史を考えれば「懲らしめる」では温(ぬる)い。再編が妥当だろう。要は偏向報道は許さず、中立性を担保した報道機関のみを報道機関と称することができる制度設計だ。その資格が得られなかった機関は報道機関を名乗る資格を得ず、感想機関とでも名乗れば良い。報道機関から感想機関に格下げになったところは広告収入も激減するだろうがそれこそ自業自得というものだ。自民党の勉強会での発言で良くなかった点は自民党側、つまり政権与党がスポンサー云々を語ったところだ。そこには政府が介入するべきではなく、あくまでも政府が干渉しない第3者機関を設立し、その第3者機関がマスコミを監視するべきだ。そこも天下りの温床と化す場合はその政権を倒すべきは国民(有権者)であり、マスコミでは断じてない。
マスコミが猛烈に百田発言を攻撃している理由は思い当たる節があり過ぎてファビョっているということだ。後に逮捕される容疑者がインタビューで饒舌になるといった映像がよくあるが自民党の勉強会での数々の指摘についてマスコミは焦っているに過ぎない。その指摘自体には反論の余地がないものだから、言論の自由がどうのと微塵も脅かされていない権利について大騒ぎする。それをテレビや紙面で伝えられているのだから、言論弾圧なんて起きていやしないのにその自己矛盾には触れようともしないでひたすら勉強会を悪魔の集会のように叩く。懲らしめられるようなことの思い当たることが多過ぎてパニックになっているマスコミ。見苦しいったらない。
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