多忙な宮城県知事が自分を迎え出なかったことに腹を立てる松本復興相。「先に部屋にいるのが筋だよなぁ」知事が笑顔で入室。しかし松本復興相は握手を拒否。要望書を受け取ると・・・・「県でそれコンセンサスを得ろよ!」「そうしないと我々なにもやらないぞ、ちゃんとやれ」「今後から自分(知事)入ってきたけど、お客が入ってきたときは自分が入ってきてからお客さんを呼べ」「いいかぁ長幼の序がわかっている自衛隊ならやるぞ」(知事に向かって)「わかったか?いいか、しっかれやれよ。」(マスコミに向かって)「今の最後の言葉はオフレコです。いいですか?皆さん。いいですか?はい。絶っ・・・書いたらその社は終わりだから」
この時にはダンマリを決め込んでいた怪しい連中が今の自民党勉強会での百田氏や自民党議員たちを猛烈に吊るし上げようとしている様子に我慢ならずにわざわざ4年前の記事を掘り起こした次第。
百田氏や自民党議員たちの発言は正直に言えば当ブログの管理人ミジンコにとっても不愉快な発言の数々ではあるが同意できる部分も多々ある。問題とされている発言は内々でするべき内容であり公にその発言が公開される政権与党の勉強会でする内容ではないと考えるから「不愉快」ではあるが、その発言に至るまでの経緯と溜まりに溜まった国内マスコミへの憤りは十二分に理解できる。朝日新聞の従軍慰安婦強制連行が捏造だったと発覚した後の同新聞社の対応はどうだっただろうか?つい最近もフジテレビが編集ミスと称してインタビューを受けた韓国人女子高生などが日本への嫌悪感丸出しの発言をしたことは事実だと釈明しているが肝心のその部分の映像を今もってフジテレビは公開していない。こういった散々日本に仇なすことをしてきた大手マスメディアは「懲らしめる」と言われて抗弁できる立場だろうか?
松本龍元復興相の件では現職の閣僚がマスコミを恫喝するという非常に由々しき事態だった。そのときにはダンマリを決めて、勉強会の講師として話をした百田氏(作家)と閣僚でもなく政府見解として述べたわけでもない議員たちの発言については鬼の首を取ったかのように大騒ぎし「言論の自由」なんて言葉まで持ち出しているマスコミ関係者や野党議員、そして識者たちまでいる。まるで民主党議員のときには手を緩めたり見なかったことにして、自民党議員や自民党に近い作家のときには叩き潰そうとしているようだ。実際そうとしか思えないほどのダブルスタンダードだ。
質で言えばその場にいた者たちを恫喝した松本龍元復興相の件のほうがよほど悪質だ。救いを求めていた被災地の知事やその場にいた記者たちを脅したのだ。その時に今大騒ぎをしているマスコミや野党(当時の与党)、そしてコメンテイターたちは今のように「言論の自由の危機」といった表現で叩いていただろうか?そんなことを言っていなかった。単に閣僚の不適切発言扱いだった。今になって閣僚でもなく議員でもない講師の発言については「言論の自由」について語り批判するなんておかしな基準だ。
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