「俺達世代」って何を指しているのか理解不能。世代間の問題とはかけ離れたことについてまで「俺達世代」などという、さも世代間の乖離があるかのような言葉を用いて相手を批判するのは浅い議論しか招かない。
熱くなってのツイート・リツイートの応酬での軽はずみな言動ではあるとはいえ、1点どうしても看過できない言葉がある。「人間の作りが違うんだ!」←コレだ。こういった選民意識剥き出しの発言は得てして発言者こそが芯の軟(やわ)いブレブレの人間であるものだ。つまりラサール石井氏はどこにいるとも分からないスマホの前の人々よりも自分の方が人間的に優れていると考えているわけだ。ヘソでエスプレッソが沸く。
安保法案可決の前後で芸能活動をしている人々のなんとも言えない発言が目立つ。ツイートやテレビ出演などでひたすら国会前デモを賞賛し、安倍政権がさも戦争に突入するかのように吹聴するのだ。昨日、長渕剛氏のテレビ出演を見たが戦争に突入するような気がするといった意見で延々と安保法案を批判していた。「気がする」に我々は付き合って議論するべきだろうか?
少し前に書いた
SHELLYさんの件でもそうだが芸能人のお歴々の安保法案批判は総じて浅すぎる。日本の国防について最も重要と言える安保法制は「そんな気がする」「どうなっちゃうんだろう」といったただの個人的な感想で叩くべきテーマでは断じてない。このラサール石井氏の意見なんぞはもはや議論する価値すら見出せない。「人間の作り」などという差別意識丸出しの者が言う意見なんて安保問題を語る以前の問題を抱えている。
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