昨日、フジテレビのニュース番組に安倍総理が出演するというので録画しておいた。安倍総理はかなり長時間の出演で今回の安保法制について丁寧に辛抱強く説明していた。ハナから理解する気がない人々に「理解しようとすればできること」を説明することは疲れる。それでも辛抱強く安倍総理がそういった理解する気がない人々へも説明をするのは内閣総理大臣としての責務という以前に祖父である岸信介元総理から託されたバトンの重さ故だろう。当ブログがいくら安倍総理が失敗をし時に間違いを犯しても批判しつつも永遠の味方であろうとする理由のひとつは安倍総理は日本の味方ではあるからだ。
実はこの日本の味方という人物は政界にすら数多いとは言えないというのが幼少期から中年になるまで延々と日本の政治家たちを見てきた印象。皆が皆、「日本の為に」とは言葉にはできるものだ。ところが実際にその行動を見てみると「日本の為」ではなくて「自分の為」でしかないことが残念ながら非常に多い。自民党議員だからといって油断はできない。このほんの一月だけで見ても安倍政権執行部を後ろから撃つようなことを述べて「自分の保身」に走った知名度の高い自民党議員たちが幾人もいる。後ろから撃ちの常連である石破氏は安倍総理が弱っているときに必ず元気になる。谷垣幹事長は自身が自民党総裁の時には石像のように動かなかったくせに自民党の党是の為に尽力している安倍総理ならびに党執行部に批判的になった。なぜに自分が総裁の時には無言だったのに自分がリーダーではなくなると党批判なのか?二階氏もなぜか自民党に留まったままの安倍政権批判だ。ここで挙げた3人の自民党では幹部にあたるベテラン議員たちにストレートに言いたい。自民党が政権を獲得し、成功・失敗あるものの、野党のどの党よりも安定感があり支持を得ている理由は安倍総理をはじめとする菅官房長官、麻生副大臣・財務相などの閣僚たちの能力と支持率の高さ故であり、はっきり言って石破・谷垣・二階連合が自民党の中心であったならば民主党政権と大差ない支持率であったであろうし、政策もブレブレであり国民は失望し、今の時点でもう倒閣していたかもしれない。小泉進次郎議員も何やら党批判をして目立とうとしているようだが、それもやり方が小さいと断じたい。先に挙げた3議員もそうなのだがこの小泉議員も自民党の党是である憲法改正をなんと心得ているのか?自民党にいながらにして安保法制やその先に見える憲法改正を目指す安倍政権の足を引っ掛けて転ばすような行為は卑劣極まりない。自民党にいることにより、その強固な政権与党のおいしい栄養だけチューチュー吸って「自分は関係ないよ~」は通らない。政治家でいるのならば日本の未来の為に清濁両方をかっ食らう覚悟で生きるべきだ。自分の為ではなく、日本の為に動かないのであるのならば政治家にならないで結構だ。はっきり言って55年も語り尽くされてきた安保法制について自民党の内側から説明不足といった批判が出ていることに呆れ果てている。おい!石破、谷垣、二階、小泉!(←怒りの呼び捨て)そこまで自己の人気取りに走りたいのか?自民党議員ならば安倍総理と同じくらいマスコミや活動家たちに嫌われ批判の矢面に立ってもそれらの矢を安倍総理の前に立って受け止めるべきだろうに!なんで「俺は関係ないもんね~、俺は悪くないもんね~」という動きに出たのだ?自民党に党籍を置いている議員が自民党の発足理由や党是を知らないわけがない。他の法案ならばまだしも安保について自民党議員のまま自民党を批判することの厚顔無恥さを今この時も党批判を続けている自民党議員たちは自覚するべきだ。
長々と書いたが自分が批判の矢面に立とうとも信念は曲げない安倍総理や菅官房長官や麻生副総理は私利私欲とは別のところで自民党にいる者としての誓約に従っている。いわば少なくとも日本の側にいて日本の味方ではあるのだと感じる。日本の国防の最重要局面に至っても自己保身に走っている議員たちなんてクソッタレだ。分かったか、クソジジィどもとワカゾー!
そしてやっと本題。上の画像はフジテレビのニュース番組に安倍総理出演時にやくみつる氏が安倍総理に向けて見せたイラストだ。風刺画のレベルには到達していないただの悪口イラストだ。番組は総じて安倍総理に失礼なものだったが特にこのやくみつる氏の件については憤った。日本国の内閣総理大臣をスタジオに招いて、この愚劣なイラストを見せてネチネチと素人レベルの質問を繰り返す番組構成に呆れ果てた。これは礼節の問題だと思うのだが招いた客人のパンツ一丁や上半身裸の雑なイラストを見せることは無礼千万だ。安倍総理は日本のリーダーなのだ。そのリーダーを招いてこんなイラストを描き見せることがまともな大人の判断だろうか?首相を招いて慇懃無礼なやり放題。フジテレビは狂っている。安倍総理を侮辱することは日本国民を侮辱することにもなるということをフジテレビは理解しているのだろうか?やく氏のイラストを番組側は事前に確認していたはずだ。それにも関わらず、このまま番組で使用するとは言語道断だ。テレビ番組が総理大臣を招いて総理大臣を小馬鹿にするとは許されない暴挙だ。
内閣総理大臣は日本で最も忙しい仕事だ。その職責も日本で一番重い。安倍総理としても内閣官房としても、なんとか安保法制についての国民の理解を深めたいが故にネットや地上波の番組に総理自ら出演して何度も何度も説明をしている。その状況を利用して総理大臣を貶めるとはフジテレビは正気か?政策論争をするにもルールというものがある。ルールというよりもむしろ仁義とでも言うべきものだ。あくまでも政策を議論するべきであって相手を侮辱するようなことは厳に慎むべきだ。フジテレビよ、少しはやったことを恥じるべきだ。どこの国のテレビ局が自国のリーダーをスタジオに招いてイラストでコキ降ろし、陰湿な質問を繰り返してその国の最重要人物の時間を浪費させるというのか?フジテレビの人気が低迷している意味がよく分かる。まるで日本の敵と化しているからだ。
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