マナスル登頂成功の時も驚いたがマッキンリー登頂まで成功するとはイッテQ登山部は凄い。アコンカグアの時に山頂が近くに見える地点で登頂を断念した登山隊なのでその判断力については疑いの余地はないがそれでも当ブログは今もってエベレストへの挑戦には否定的。登山隊のメンバーにはベテランから若手まで世界屈指のアルピニストたちで編成されており、その実力はイモトさん、担当ディレクターなど番組スタッフの実績を見てもエベレストに挑戦できる実力は充分にある。そもそもマナスルもマッキンリーも季節、ルートを問わず、難易度でいえばエベレストと比肩するどころかむしろエベレストよりも登頂成功率が低い峰であり、実力でいえばイッテQ登山部がエベレスト登頂を成功させる可能性は高いと見ている。天候など運の部分もかなりの大きさを占めるのが最高峰へのチャレンジではあるが、資金力と人材の両方で充分な準備をしているイッテQ登山部がダメならば他のどんな登山隊も難しいとさえ言える。
それでも今回のマッキンリーで更に不安になった。イッテQ登山部の問題ではない。ただの非科学的な運の話ではあるので当ブログらしくはないのではあるが当ブログ管理人が「そろそろ潮時」と雪山やアイスクライミングを辞めたときの心情に起因するのだ。あのメスナー(世界屈指の登山家)ですら足の指を失っている。今回、イッテQ登山部が挑戦したマッキンリーでは植村直己さんが還らぬままだ。冬季の単独登山とはいえ、世界屈指の登山家であった上村さんが登頂成功後に帰らぬ人となってしまったマッキンリーの登頂成功後に登山隊の誰一人として深刻な怪我もせずに無事の帰国となっていることがイッテQ登山隊の凄いところだ。凄いのではあるが・・・そんな凄い登山隊、また登山家たちの多くが今もって山から帰ってきていないことも事実だ。遺体が発見できず、また遺体の回収が困難な山々では世界最高と謳われたチームですら死亡者を出し、捜索隊の二重遭難さえも起きている。存命中の著名な登山家たちの多くは凍傷で手足の指が欠損している。自身の登山だけではなく他の登山隊の救出にあたり凍傷になってしまう登山家たちが多いのだ。つまり予定外の危険地帯への挑戦を止むを得ず行い凍傷になってしまったり命を落とす登山家も少なくないのだ。不思議なくらいもうすぐ引退を考えている登山家にそういうことが起きるものだ。イッテQ登山部について次のエベレストが2度目の挑戦ということもあり最後の挑戦となることだろう。なにしろエベレストよりも高い山はないのだ。番組的にはこれが終着地点だろう。そんな時に嫌なことが起きるのが登山だ。充分な準備をしていてもサイコロを振ったときにいつかは指定の数字が出るように嫌なことが起きるのが山だ。むしろマッキンリーは登頂失敗しておいたほうが次のエベレストを安心して見ていられるというのは当ブログ管理人ミジンコの独特の感性だろうか?非科学的ではあるが山に関してはそんな感覚で見ている。自分が潮時だと考えたのはアイスクライミングで手が凍傷になりその治りが遅くなったときに自分の老いも感じ、筋力をずっと維持することは難しいと考えたから・・・・なのだが今もって毎日夜中も含めて20kmは歩いているので筋肉量過去最大に・・・・。
恐るべきはこのイッテQ登山部の成功率だ。アコンカグア以外すべての峰の頂に到達している。自分で言うのもなんだがそんなこと当ブログの管理にでは無理。資金の問題もあるが「数ヶ月もの長期休暇が取れない」という現実は抜きにして、気力面でも運の面でも無理なことはもう分かる。負け惜しみにしかならないがクライミングの技術に関しては今もってイモトさんた番組スタッフのレベルよりは遥か上ではあるとは自負しているがあのイモトさんとスタッフの気力には脱帽している。登山家そのものというべきか、いわば山バカのメンタリティーになっているところが凄い。天国ジジィこと貫田宗男氏がお住まいの山バカの世界の仲間入りをしているのだ。あの天国ジジィはホンモノの山モンスターだと思う。本当に凄い人だと思うけれど山バカ過ぎてひくわ!!!
ここまでが実は前フリ。長いわ!!!
イモトアヤコさんが動画サイトや以下に貼る画像などで世界的に話題になっているのだ。ミジンコは海外の友人たちから「この人、日本人?イカれている!」といった反響をここのところ何度も受けている。イッテQの企画だと思うのだが確か4年以上は前のものだと思う。
海外ではグリズリー相手にこれは恐ろしすぎると話題になっている。マッキンリー登頂の件ではないのか・・・・。
世界はまだ知らない。彼女が既にこのグリズリーのエサと化していることをやらせている同じ番組の企画を発端としてマナスルやマッキンリー登頂に成功した一流のアルピニストに成ったことを。そしてエベレスト登頂も果たすことを。
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