橋下市長が立ち上げた「維新」と名のつく組織の数々は本来の「維新」という言葉をこれでもかというほど貶めた。本来は憂国が故に命を賭して国の抜本的な改革に取り組んだ維新の志士たちと今の維新の党や数々の維新と名のつく組織の議員たちの志は天と地ほどの差だ。
本当に「またか!」という思いだ。皆さんもご存知のように今度は維新の大阪市議がレクサス購入の際のローンに政治活動費80万円を使用していたのだ。もう返金処理済みとはいえ萎える話ではある。後から会計処理を正し返納すれば良いという話ではない。
あくまでもこの伊藤議員の母親による手続きミスだと同議員事務所は主張しているがその事務所コメント自体が「ザ・萎える」だ。後からなんと言おうともレクサスを購入してそれの購入費の一部は返金されたとはいえ指摘されるまでは政治活動費、いわば議員でなければ手に入らない税金を基とするお金から出されていたのだ。レクサスはタイプによって価格は変わるが基本的に国産車では最上位に位置する高級車だ。議員が高級車に乗るなとは言わないがクルマを買うのならば自分のお金からが当然だ。大阪市の財政問題に取り組むと宣言して立候補し当選した議員の本質が見えての「ザ・萎える」だ。
橋下市長も無責任だ。選挙運動にて多大な支援をして次々と国会議員や地方議員を生み出しておいてその後始末なしに自分は半ば逆ギレの政界引退という名の問題議員たちの放置だ。放置というよりも放流という感じでそれらのモンスター議員たちは延々と税金を糧にして巨大化する。野生への外来種放流と同じくタチが悪い。
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