次は礒崎内閣総理大臣補佐官がターゲットか?これが当ブログが先ず最初に感じたことだ。今問題とされている礒崎内閣総理大臣補佐官の「法的安定性は関係ない」という発言について問題視したわけではない。率直な感想を述べればあの発言自体、問題がないとは言わないがマスコミが今のように大騒ぎするほどの凶悪な発言とは感じていない。安倍政権を支える人物、特に安倍総理とは同じ自民党の議員としてだけではなく盟友・同じ政策の同志といえる政治家たちが各個撃破というべきか次々と安倍総理から引き剥がされようとしている。
何も政治家の不適切発言を批判するなと言っているわけではない。政治家が問題のある発言をしたのならばそこは謝罪し撤回の意思を示すべきだ。問題なのは「先にその人物をとにかく辞任に追い込むべく虎視眈々と狙い撃ちにしてなんとか安倍政権にダメージを与えようとする」、そんな愚劣な行為だ。はっきり言って礒崎氏は狙われると思っていた。これはつい数週間前に話題となっていた礒崎氏のツイートでのやり取り。驚くほど慇懃無礼な10代と称する女性に礒崎氏は絡まれて、挙句にそのやり取りはニュースサイトでは
「内閣総理大臣補佐官の礒崎陽輔氏が、10代女性にTwitterで論破されブロック」(ライブドアニュース)←こんなトピックタイトルで報じられる有様だ。一連のやり取りを見れば明らかなのだが礒崎氏は超多忙な中でも国民の理解を得るための説明に腐心していたわけで、本来ならば「無視しても何ら問題がない」と言える信じられないほど失礼な少女に対しても丁寧に説明していたことが分かる。余りにその左翼系活動に傾倒している少女が執拗であり既に議論を重ねて平行線となったところでブロックしたら「論破されて逃げた」ということにされているのだ。言うまでもないが首相補佐官はそこまで暇じゃない。
東大卒業後に自治省に入省。官僚としては総務省大臣官房参事官を最後に翌年出馬。初当選を果たす。官房参事官ということは事務次官すらも視野に入っていたであろうが政界入りを決意するに至るには日本の行く末に対しての深く強い思いがあったことだろう。ご本人はそんなことは言わないだろうから当ブログが余計なお節介ながら強く主張するが、すこぶる優秀な人材がそのままでも順風満帆だったであろう人生に更なる挑戦をして日本の為に尽力しようとしているのだ。当ブログの管理人ミジンコが長年主張している国政についての重要事項に「議員の他薦制度」がある。簡単に言えば「求められてもいないのに立候補する能力不足どころか無能で不正までする議員」ではなく「やりたがっておらずとも能力優秀であるのだから議員になるべき人材」で国会議員を編成することだ。勿論、民主主義において立候補すらしていない人物を強制的に議員にしてしまうという制度には問題がある。そもそも職業選択の自由を侵しているのだから憲法違反だ。そういうわけで実現性は限りなく低いが、「自薦」よりも「他薦」で国会議員を形成すればその議員一人一人の実務・処理能力の高さ故に議席は今の半分どころか100議席ほどでも国政は事足りると見ている。優秀な人物はブレーンや部下の扱いにも長けているので議員自体の総数を大幅減にしたところで議員スタッフや官僚が効率良く働き、またモチベーションも高いまま維持されるので議席の低減で国政が揺らぐことはない。そんな実現は果てしなく難しい構想ではあるが、そんな構想が実現しなくとも多くはないが勝手に苦労を背負い込む優秀な人材が国政に名乗りを上げるときがある。それは国民にとっては朗報だ。礒崎氏が退官して出馬した時にはその朗報だと感じた。しかも大分県からの出馬だ。いわゆるH2O(日教組が強いと言われる北海道、広島、大分)の一角に自民党保守系で能力が伴っている国会議員が出ることには大きな意味があると感じた。
先日、自民党の勉強会での百田直樹氏の発言とそれを主催した自民党若手議員たちが野党やマスコミから猛烈なバッシングを受け、そして自民党若手議員たちは処分さえされている。安倍総理に近い議員も多い勉強会だったので、それはもう野党もマスコミも鬼の首を取ったかのように猛烈に叩いていたことは皆さんのご記憶にあることだろう。ましてや百田氏は民間からの講師として話したわけで氏の言論を封殺するような猛バッシングはまさに言論の自由を守れと叫ぶ野党やマスコミが言論の自由の危機を招いているという異常事態だった。また自民党の中からも批判の声が上がっていた。後ろから撃つことでお馴染みの石破氏があの時も今回の礒崎氏の発言についても「普段は息を潜めているのにこういう時だけ動く」という習性を発揮して安倍政権批判だ。まるで
ハシビロコウのように普段は地蔵と化しているのに安倍叩きができるときだけ目立つ不思議な自民党議員だ。そういえば顔もハシビロコウに似ている。
自民党の勉強会での複数の議員たちの発言が問題が無かったとは言わない。今回の磯崎氏の発言についても何も問題がないとまでは言わない。但し、マスコミの尋常ではない過熱報道や野党議員たち、特に政権担当時に散々っぱらこの日本をぶち壊してきた民主党議員たちの批判を真に受けることは危険だ。問題発言は問題として扱い謝罪や訂正を求めるべきではあるが、日本にとってのプラスマイナスを考慮するべきが最優先だ。冷静に状況を判断して、磯崎氏の発言が問題であったとしても更迭をして更に安倍政権の体力を削るべきなのか、ここは国民は慎重になるべきだろう。国家安全保障において今の日本に最も必要な人物を地元での不適切発言1回で更迭では優秀な人材の首相補佐官の成り手がいなくなってしまう。言葉選びが難しいが「大目に見ろとは言わないが自分たち(国民)の利益を優先しよう」では皆さんに伝わるだろうか?
そもそも民主党政権時代には強行採決は20回は行われた。それを政権の横暴だとする報道を皆さんは見聞きしたことがあるだろうか?今の安保法制のようにさも政権が戦争をするかのような誇大な例えで政権バッシングが行われただろうか?原発事故で官房長官が「直ちに影響はない」などという不適切どころか史上ワーストの政府見解を述べてもマスコミは今の磯崎氏ほど叩いてはいない。その同じ人物である元官房長官が今の磯崎氏を猛烈に叩いているのだから笑えない。鳩山、菅、野田と続いた民主党政権の内閣から不適切発言がいったいどれだけ飛び出したことか、そのどれほど多くがマスコミが報じないまま埋没していったことか。マスコミ定番の報道しない自由が幾度行使されたことか。中国船が海保の警備艇に体当たりした映像を見た当時の与党(民主党)を中心とした議員たちが大した激突では無かったという趣旨の発言をしていた。その時はあの尖閣ビデオと称される映像が流出するとは考えていなかった議員たちの大嘘だった。日本の国会議員たちが日本ではなく中国に利するように動いたのだ。あれこそマスコミが大きく取り上げるべき国会議員による売国行為だった。マスコミは国民に対してあんな嘘をしれっと述べた議員たちを今の磯崎氏のように吊るし上げただろうか?少なくとも磯崎氏は我が国の国防について真剣に取り組んでおり常に日本の側に立って意見している。売国丸出しで嘘までついていた民主党や社民党の議員たちは放置しておいて、磯崎氏は徹底的に吊し上げるマスコミの姿勢のアンバランスさは皆さんも感じているはずだ。マスコミによって魔女狩りのように安倍総理の懐刀狩りが行われている。もう我々はこれでもかというほどマスコミの多大な支援によって生み出された悪夢の民主党政権に懲り懲りしている。マスコミのやり口を嫌というほど思い知らされた我々国民はもう「あの手・この手」には一時の憤りで乗るべきではない。
なぜか安倍政権を支える重要人物たちが一言でも問題発言をすれば野党とマスコミが呼応して尋常ではないバッシングが始まる。内輪の席で発した不適切な発言があっという間に日本が転覆するかのようなことをしでかした極悪人扱いとなり猛烈なバッシングで野党とマスコミが俄然元気になる。政策論争では批判だけして代替案すら出さない野党もニュース番組のキャスターやコメンテイターたちも安倍政権の不祥事となると呆れるほど活気づく。その元気は政権与党が暴走した時の抑止力として使えば良いのに日本の為に尽力している政権の足を引っ張ることばかりに浪費されている。野党もマスコミも安倍政権の弱体化を狙うことが目的なのだろうが、それが国防についても日本の弱体化につながるということを野党やマスコミは分かっていて敢えてやっている。本来は国防という観点では与党も野党もなく一致団結するべきことさえも年がら年中、日本の国防強化の邪魔をする野党とマスコミ。つまりは日本がどうなろうとも安倍政権を弱らせたいのだ。これでは野党やマスコミそのものが日本の敵と化している。問題発言は問題発言として無かったことにしろとは言わないが、賢明な国民であるならばまんまとこの野党やマスコミの策略に嵌るべきではない。
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