最近やたらと見聞きする話題がある。SEALsという自称・学生運動の集団が就職活動について不安を述べ、それを煽るかのように一部マスコミまで加担して、まるでSEALsの活動がイコールして就活生としてアンフェアな扱いを受ける境遇になるかのように報じているのだ。
結論から先に言えば確かにSEALsの学生が内定をもらえない企業は多数存在することだろう。それが果たして「就職できない」という脅しだと受け取ることが妥当だろうか?そんな馬鹿な!企業としては反社会的な活動に傾倒している学生をわざわざ入社させるいわれは無い。
そもそも大してその活動の本質すらも調べず学ばず考えず、そんなナイナイ尽くしの学生は企業としても魅力に思えないのだ。端的に言えば「流されやすい」という人物は魅力的なはずもなく、自主性や時に独立で活路を見出すことも必要とされる社会人となり得るのかを審査される採用試験において、集団でないとあーだこーだと主張できない人間なんて採用するには余りにも頼りない。ミジンコは「喧嘩は一人でやるもんだ」を自分の絶対ルールとしており、経営にしろ、慈善活動(人権保護)についても「皆で頑張りましょう!」は禁句としている。苦労は皆でしようではなく、やりたいことは自分ができる範囲でやり、他者は巻き込まないことこそが社会人の絶対ルールだと考えるからだ。そういう観点から見るとSEALsの活動や周囲を巻き込もうとする呼びかけなどは今の自分ではなく遥か昔の学生時代の自分でも失笑モノだろう。「団体行動」でしか動けない人間を求める企業はそうはないということだ。とても単純に見える作業ですら主体性や工夫が求められる。それが仕事というものだ。
SEALsはまるでオバケと戦っているかのようだ。存在しない脅威を勝手に「いる!」と言い張り、その存在しないものに恐怖し批判する。「戦争」だの「徴兵」などを連呼し過ぎて言い飽きたのか、今度は「就職難」をSEALsを冷めた目で見ている社会による「脅し」だと称している。単に自分たちが就職するに足る能力や人間としての資質が足りていないことまでごちゃ混ぜにして「脅し」とは図々しいにもほどがある。SEALsだから就職できなかったのではなくて人物評価が低かったから就職できなかったとは思わないのだろうか?まぁ、夏の内にそういう言い訳を作っておけば就職できない自分への言い訳にはなるのだろう。「そんな会社には入らない」とか軽はずみに言うべきではない。その発言はネットで永久に残るのだ。その発言を恥ずかしいと思える日がくればまだマシだ。そんな幼稚な発言を恥と思わないまま歳を重ねていくのだとしたら深刻だ。言い訳のレパートリーを増やす前に先ずは就職に有利になるべく学業に重きを置くべきだ。本来、デモ活動に連日参加するくらい国を憂いているのならば、是非とも官僚にでもなって国の中枢からの改革に取り組んでいただきたいものだ。そこまでは勉強したくない、デモで愚痴りたい、あー就職難!では馬鹿丸出しだ。何が悪いのか子供でも分かる。
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