デカっ!世界最大級の花なだけはある。ショクダイオオコンニャク男の登場である。詳しくは→
ショクダイオオコンニャク、世界最大級の花が開花 神代植物公園(HPMG News)
対峙するザ・やる気ナッシングなハケンジャーたちにショクダイオオコンニャク男は言った。
「グワーハッハッハッ!よく来たなハケンジャーたちよ!俺様は猛暑の中、仕事を1時間半抜けて「動かざること山のごとし」な弟子のいる吉祥寺まで赴き、そこからそのアホカスな弟子とバスに乗って神代植物公園まで赴き、既に海外で見たことがあるショクダイオオコンニャクの開花を見に行ったものの、その件を漫画どころかネームにすらしないクソバカな弟子への師匠の憤りと絶望感の澱み(よどみ)から生まれた怪人だーっ!!!かかってこいやゴルァ!別に先日3話分もネーム作った時にもショクダイオオコンニャクのことをまったく触れなかった件についてはその師匠は怒っていないぞ、ゴルァ!ってか、ネームくらいジャンジャン描けや、このゴジャッペが!!!」
たじろぐハケンジャーたち。ショクダイオオコンニャク男は鬼の形相で続ける。
「師匠は神代植物公園なんて子供の頃から数え切れないほど行っているんだ!隣の深大寺だってそう!別にあんな猛暑の日に行かないで良かったんだよ!それでも花の開花時間は僅か2日ほどだっていうから無理矢理にでも行くことにしたんだ!本来は
弟子のわらび☆かんがるー子が師匠にせかされないでも行くべきだっあろうが!吉祥寺からバスで十数分で行ける場所じゃねーか!動けよ、このナマケモノ!」
ちなみにその師匠の自宅はオサレタウンでお馴染みの世田谷某所である。吉祥寺までは遠いのである。電車だと2回も乗り換えないといけないのである。それでもその師匠は吉祥寺よりも更に遠い東小金井に「住んでいる」と勘違いされるほど足繁く通っているのである。大変なのである。
烈火のごとき怒りで花を真っ赤にするショクダイオオコンニャク男。まだまだ言い足りないのである。
「大体な!師匠が地面に落ちているセミを拾ったら『投げつけられると警戒体制に入る』ってどうなのよ?死にかけのセミにそんな酷いことするわけないだろ!!!そもそもあのセミは羽の付け根を損傷していたから飛べなくはなっていたけれどまだまだ元気だった。あの無駄に硬そうな弟子にぶつけたらセミが死んじゃうだろ!師匠がセミを樹液のありそうな大木まで連れていって木に掴まらせる直前までセミミサイルを警戒しやがって!あの弟子は鬼か!?鬼なのか!?」
あの時のセミはたぶん人の手の届かない木の上の方まで登って行って樹液を吸えたことだろう。負傷していてもまだまだセミファイナルには早い時期だった。ご参考→
セミファイナルの見分け方
ショクダイオオコンニャク男は深大寺そばについての師弟関係の崩壊にも触れるのである。
「師匠がとろろ蕎麦なのに弟子が天ぷら蕎麦ってどうなのよ!?」
驚愕の事実である。師匠が「好きなものを食え」とは言ったものの、弟子が天ぷら蕎麦という驚天動地の事実発覚である。しかも師匠は胃がお爺ちゃんと化しており、蕎麦やとろろも弟子にだいぶ分け与えるという状況。33℃超えの日に油ギッシュな天ぷらをワシャワシャ食べる弟子に恐怖していたのである。ちなみにこのアホ弟子は海老天を最後に食べるという「好物は最後に食べる派」のようだ。今度、目の前で天ぷら蕎麦を食う弟子から海老天を奪ってやると決意する師匠であった。
ショクダイオオコンニャク男の恐るべき告白に身動きが取れないハケンジャーたち、ピンチだ!去年作った怪人たちがこの2015年でもなかなか出てこないほどピンチだ!作者であるわらび☆かんがるー子も存在を忘れちゃっている怪人たちのことを師匠の方は忘れていないという不条理はどうすれば良いのか?師匠が何年、何十年前に観た映画や漫画についてつい最近観たにも関わらず登場人物もストーリーもボンヤリとしか覚えていない弟子ならではの記憶力である。そりゃショクダイオオコンニャク男も不安になって登場するっちゅーの!おまえが蕎麦買うのに付き合う為に神代植物公園に行ったわけじゃねーぞ、このゴンタクレが・・・・・と心の声が聞こえるハケンジャーたち、もう手も足も出ないのである。
「そんじゃ、解散!」
言いたいことを言ったので清々しく解散宣言をするショクダイオオコンニャク男。素直に解散するハケンジャーたち。一件落着である。
めでたし、めでたし。
[9回]
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