キピッチが黒ギャル風になって帰ってきた。女性は紫外線を避ける派とこれでもかというほど紫外線を浴びる派のふたつがあるがどうやらキピッチは後者のようだ。ミジ妻たちの帰国の日と同じ日にキピッチも帰ってきており、これにて室温28℃じゃない生活も終了。みんなもっと夏休みをゆっくりと取ればいいのに・・・・い、いえ、なんでもありまおんせん。ただ言いたいのは最新式のエアコンはもっと仕事をしたがっているのではないかということ。ミジンコは別に28℃設定でも構わないのであるが、折角、日本の技術の粋を集めて作られたエアーコンディショナー様がもっとその能力を発揮したがっているんじゃないかな~とか思ったりもする。
キピッチが巨大なスイカをお土産に持ってきてくれた。驚くほど大きなやつ。親戚が兼業農家さんで畑から直接いただいたのだそうな。我が家の慎ましやかな冷蔵庫ではそのスイカを丸ごと入れるスペースはないので切ってから入れようということになる。サクっと切るミジンコ。「まだ写真撮ってなかったのに!!!」とミジ妻から叱られるミジンコ。現代のなんでも写真を撮るという風潮はどうなのよ?こんな写真満載のブログの管理人が言うのもなんだが、ミジンコの場合は「コレだ!」というものしか撮らない。デカいスイカではブログに載せてもなぁという印象。ちなみにわらびと行った神代植物公園の世界最大級の花も来場客の全員が写真を撮る中、ミジンコは撮らないでいたら逆に浮いてしまい仕方なく1枚だけ撮影した次第。スタッフの皆さんも写真を撮ること前提で整理をしていたのだ。基本、仕事でしか行かないのだがどんな観光地でもミジンコは定番のものは写真に撮らない。言葉どおり目に焼き付ける派だからだ。そして後で・・・(資料的な意味で)「ああ、撮っておけば良かった!」と後悔するのである。
スイカを切ったら・・・・・
中に謎の空洞があり、しかも身の部分もボヤけた感じだった。我が家では誰もそのことには触れない。たぶんこれはハズレスイカだと分かってはいても誰も触れない。空洞スイカとはいえ相当な重量であり、それをわざわざ持って帰ってきてくれたキピッチ上等兵の奮闘を無にするようなことは誰も言えなかったのだ。切ったスイカを冷蔵庫のいくつかの棚に入れていく我ら優しさ優先一家。スイカの品質にはまったく触れないのであった。
そしてキピッチが口を開いた。
「叔父さんが『それは良くないから止めておけ』って言ってくれたのに大きさの誘惑に勝てなかったのーーーーー!!!」
20:30 容疑者、自供である。大きなつづらと小さなつづらがあったらキピッチは大きい方を選んでしまうタイプだ。
それでもスイカは美味しかった。この空洞スイカでもこんなに美味しいのならば叔父さんが持っていけと勧めてくださった小さめのスイカはどんだけ甘かったのだろうか?スイカもなかなかに奥が深い。ちなみにキピッチは家族や親戚にお世話になっている家の人、つまりミジンコはどういう人?と訊かれて「変な人」と答えたことがあるらしい。本当の話なので悲しい。
[21回]
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