内容が余りにも品位に欠ける。一応はまだ学生の身である社会人一歩手前の若者たちが日本の首相にこういう罵詈雑言を叫ぶとは酷いものだ。政府批判をするなとは言わないが何事にも節度というものは必要だ。まだ未熟な学生という立場で首相への敬意の欠片もないこういった「ただの幼稚な悪口」を叫んだところで社会人の先輩たちは耳を貸してくれない。
このコールに頻繁に「なめんな!」や「やめろ!」や「やだ」という言葉が出てくる。実際には社会から舐められているわけではなく呆れられ馬鹿にされているから相手にされていないだけのことだ。「やめろ!」と言われても相手にする価値がないと思われるほど幼稚に見えているだけ。「やだ」と言われても何も要求されていないのが現実だ。「戦争に行け」とも「誰かを殺せ」とも誰も言っていないというのに返事が「やだ」なのだ。忙しい社会人の先輩からしてみれば「なんのこと?」というべきか、相手にする時間やエネルギーが勿体ないということだ。
そりゃこんなこと叫んでいたら就職活動に響くに決まっているだろうに。政治主張で内定を貰えないのではなくて単に馬鹿だと判断されれば、そりゃこのご時世で就職は簡単ではない。
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