【ニューヨーク時事】国連は27日、潘基文事務総長が9月2~6日に訪中すると発表した。
習近平国家主席と会談するほか、3日に北京で開かれる抗日戦争勝利70年記念式典に出席する。報道官によれば、3日に行われる軍事パレードにも参列する。
ソース元:
Yahoo!ニュース 時事通信
国連事務総長という職責にある人物が公平性も中立性もないことを公にしでかしている。潘基文(パン・ギムン)事務総長は次の韓国大統領選挙のことしか眼中にないらしく韓国国内へのアピールに夢中、国連事務総長としての立場はすっかり忘れてしまっているようだ。いや、この人物に関して言えば悪い意味で一貫しているというべきか。事務総長就任当初から今に至るまで国連事務総長としての仕事なんてただの1度もしていない。ここまで事務総長として「無能」と評されている人物も例がなく、既に事務総長職を退いたアナン元国連事務総長などが国連の仕事に従事しているほどだ。思えば潘基文事務総長時代の紛争勃発とその事態収拾の遅れは異常だ。国連が機能していないことが明白なので紛争当事国のいずれもが国連を舐めているというのが実態だ。紛争当事国の政府のいずれもが紛争を起こしてもPKO部隊を脅威に感じていないのだ。
北アフリカの混乱、ISILの台頭、中国の侵略行為、ロシアのクリミア侵攻など、どれも国連不在だ。その理由の最たるものが潘基文事務総長が何もしないことだ。「動かない」のではなくて無能過ぎて「動けない」ということがバレバレとなって世界中の「侵攻したい国」は大喜びだ。何をしたところで国連軍は機能していないことが露呈してしまっている。例えばセルビアのミロシェビッチが追い詰められたように、例えばクェートに侵攻したサダム・フセインが撤退を余儀なくされたように国連は一線を越えた国家による暴挙に毅然と立ち向かう国際機関であるべきだ。ところが今の潘基文事務総長の国連はまるでハリボテだ。リーダーが無能だとここまで組織が機能不全に陥るのかと今の国連の停止状態は世界の重大なリスクとなっている。
そんな一応は国連の事務総長が侵略思想を隠そうともしていない中国の軍事パレードに出席するとは言語道断だ。しかも式典の名称には「抗日戦争勝利」という表現が含まれている。国連事務総長が特定の戦争の勝敗を祝う式典に出席して良いものか否か、子供でも判断がつきそうなものだ。
先日もこの事務総長は国連事務総長という立場を省みずに日本の戦後70年談話に関して意見を述べてしまっている。本来ならば職責上、決して述べてはならない意見だ。記者会見で質問されたとはいえ「日本を含む地域の指導者たちは、真の和解を通じ、かつ過去の歴史の謙虚な内省に基づく協力の精神で、より良い未来へと進むべきだ」と声明を上げてしまっているのだ。国連事務総長が特定の国に意見と政策変更を求めているのだ。信じられない中立性の欠如だ。この国連事務総長による国名を指定しての「口出し」はまさに越権行為であり、この件だけでも国連事務総長は辞任すべき暴挙であることをこの事務総長はまったく意識していない。
そしてこの中国軍事パレードへの出席だ。史上最低の国連事務総長だ。日本のみならず南沙諸島で中国の脅威に晒されているフィリピンや一触即発状態のベトナムなどの状況を踏まえれば国連事務総長としてこんな軍事パレードに出席するべきではないことは誰にだって分かることだ。国連事務総長が世界の平和を掻き乱すことを率先してやっているのだ。国連事務総長は基本的に大陸ごとの国の持ち回りであり、その国も常任理事国以外、いわば強国ではない国から選出されている。そして日本やドイツは蚊帳の外だ。そういうルールがあったとしても事務総長が腐っていると今回のように中国に擦り寄ったり、いちいち国連事務総長としてアンチ日本として動いたりでウンザリする。
この愚劣な事務総長について楽しみなことはただ一つ。韓国国内での人気からして次の韓国大統領にはなるのであろうが、そうなってから数々の不正疑惑やスキャンダルが浮き彫りにされていくと見ている。その頃には韓国経済は今でさえ破滅的なのにもっと悪化していることだろう。もう今の大統領は韓国元大統領定番の逮捕・起訴されているやもしれない。そして韓国国民だけは期待していた国連事務総長上がりの大統領が国連での今と同じように無能っぷりを発揮してボロがどんどん出てくる、そんな未来が容易に想像できる。是非とも大統領になって国連ではなく韓国の足枷として頑張ってもらいたいものだ。但し、どんなに窮地に陥っても日本に擦り寄ってはこないで欲しい。軍拡を進める中国が開催した「抗日戦争勝利」を祝う軍事パレードに事務総長として出席した過去は消えない。
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