過去にはこんなデモが行われていた。「防災」と「訓練」の文字の間に「ぐんじ」とある。つまり防災のふりがなは「ぐんじ」らしい。馬鹿げている。
関東大震災のあった日である9月1日・防災の日に自衛隊が防災訓練を実施することを反対するデモもあった。今回の自衛隊の活動を見てこのデモ隊は同じ考えだろうか?
レンジャーや空挺部隊の過酷な訓練によって今回の大水害でもヘリからのラペリング救助が可能となる。ヘリのパイロットの高度な技術も救助隊員たちの自分たちも大きなリスクを負った救助活動の技術も勇気も日々の訓練があってこそだ。レンジャー隊員たちに向かってこんな横断幕で非難する人々は今回の災害救助の映像を見て自分たちが恥ずかしくはならないだろうか?
今回、オスプレイについて未だに述べていないことが気になっている読者の方々がおられるかもしれない。実はずーーーーーっと今回自衛隊にオスプレイが配備されていればなぁと感じている。当ブログで幾度も触れたオスプレイの有用性についてここ数日ほど説得力を持つ日々もないほどだろう。普段オスプレイを猛烈に反対している人々や組織がこういう時にはオスプレイについて罵詈雑言を叫んで目立つような行為をしないことに呆れ返っている。確かに今この時に災害救助に明らかに役立つオスプレイを叩くとそれで目立った組織は馬鹿丸出しだ。
ショッピングセンターの何十台も自動車が駐車できる屋上ならばオスプレイの重量(約15トン)でも着陸できたことだろう。そうすれば今回行われているヘリコプターで2~3名ずつをピストン輸送しては給油の連続という非常に時間のかかる救助活動の負担を軽減できた。オスプレイがあれば、他のヘリの負担も減り、それだけあの電柱にしがみついて救助を待った男性のような「すぐに助けないと危ない」という状況の人々の元にヘリが駆けつけられる。今回の災害救助の映像を見るに長野県警や東京消防庁などのヘリも見かけた。それだけ現地のヘリが足りていないのだ。
自衛隊の災害救助訓練さえ批判している人々はこういう時に気配を消すかのごとくダンマリとなる。そしてしばらくすると再び現れては掲載した写真のようなデモ行進だ。本当に酷い人間たちだ。
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