つい先日、
自衛隊による防災訓練に対して抗議デモを行ったデモ隊を批判する記事を書いた。今回の茨城県、栃木県、宮城県を襲った未曾有の大水害でも自衛隊の救助活動を見れば、普段の防災訓練やヘリからのラペリング(ロープでの降下)訓練は必須のものであることは明白であり、そういった訓練を批判してイヤガラセとしか思えないデモ行進や自衛官たちにこれでもかとプラカードを掲げる行為には憤っている。
余談ではあるが当ブログの管理人ミジンコはここのところ国会前などで「勘違いされて」、デモ隊にプラカードを見ろと言わんばかりにクルマの外側で掲げられたり何やら罵声を浴びせられたりもしている。その国会前のデモに関係する安保法制とはまったく関係のない用件でそこにいる民間人なのではあるがなんでかそういう目に遭う。それをいちいち怒っても仕方がないとは分かっているが、その経験を踏まえて「自衛官の皆さんの苦労はこんなものではないだろうな」と感じ先日の記事をUPした次第。人から理不尽な罵声を浴びせられても頑張ることは大変なことだ。なにしろ自衛隊は国民を救助する為の訓練を行っているのだ。上でリンクを張った先日の記事に掲載した写真を見ても明らかなのだがデモ隊は「防災」にふりがなで「ぐんじ」とつけるのだ。もう何を言ったところで通じない人々に罵声を浴びても訓練を怠らない自衛官の方々には頭が下がる。そして今回の訓練でも自衛隊は神業と言っても大袈裟ではないヘリのホバリングやラペリング技術を見せてくれている。
本日、ある記事へのアクセスが集中している。アクセスが集中というよりも正確には「拍手(ブログ右下のボタンが押された数)」とその拍手後に記入できるメッセージが数多く届いている。どこかでご紹介いただいたのだろう。この記事だ→
防衛大学校第1回卒業式での吉田茂元首相の訓示
東日本大震災の数日後に書いた記事だ。自衛官の方々の活動を見るに皆さん、そして何より今の世代の自衛官の方々に伝えずにはいられなかった吉田元総理大臣の訓示だ。内閣総理大臣は自衛隊の最高司令官でもあるが故に述べられた心からのお言葉だ。訓示とは呼びつつもこういう「労いの言葉」を自衛官たちにかける包容力は、日本の歴代総理の中でも数々の爆弾発言で物議を醸しつつも名宰相の呼び声が高い吉田元総理らしい。
当ブログは吉田元総理大臣の訓示を引っ張り出してきただけで何も褒められるようなことはしていないが、その記事でいただいた「拍手ボタンを押した数」はそのまま吉田元総理と自衛官の方々への賞賛として受け取っている。今回の大水害での自衛隊の活動を見て、自衛隊への思いを強めた方々は少なくないことだろう。
今回の大水害、自衛隊のみならず長野県などの被災地以外の県警ヘリや東京消防庁、海上保安庁など駆けつけられるヘリが総出での救出活動が続けられている。特に今回の救援は1分1秒を争うような救出もあった。そこに救助ヘリが来なければ数分後には濁流に流されて命を落としていたであろう被災者たちがいた。そんな中で自衛隊のヘリや迷彩服の隊員たちが頼もしく見えた方々は正常だ。それでも自衛隊が怖いと感じる、そんな人々は自分たちが被災者になったとき、ヘリに救われてもその中で発狂して大暴れするのだろうか?どうか救助ヘリを墜落させるようなことはしないでもらいたいものだ。
当ブログの場合、そこそこ検索などに引っ掛かりやすいこともあってか、時折、自衛官の方々からもお礼のメッセージをいただく。励みになったとのお言葉も幾度もいただいている。それは当ブログ独特の感性ではなくて、ほとんどの国民が自衛隊に感じている有難みや誇らしい気持ちだろう。単に自衛隊を非難する声を上げるおかしな集団の声が大きいだけのことで大多数の国民は自衛隊にいて欲しいと願っているし味方であると感じている。そもそも自衛隊が軍事訓練をしていようがその矛先は侵略する側に向けられるということは充分に理解している国民が圧倒的多数だ。単に自衛隊に誹謗中傷を並べ立てる者たちの音量が大きいだけでスピーカーの数はそれほど多くもない。今回の自衛隊の救助活動を見て国民は自衛隊の本質を分かっている。国民は自衛隊に感謝している。
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