ネットで拡散されている比較画像を2つ。映画「MOZU」のポスターのパクり疑惑が浮上しているのだ。
意外に思われるかもしれないが当ブログの管理人ミジンコはこの件については甘めに見ている。なぜか?映画のポスターやパッケージにはこういう模倣が非常に多く、その多くは消費者を故意に勘違いさせる意図があるのでタチが悪いのだが、この「MOZU」に関してはさすがに「ボーン・アルティメイタム」や「007 スカイフォール」と見間違える人はいないと考えるからだ。長年、映画ポスターやパッケージはこういった模倣品が山ほど作られている。まぁ、多いからと言ってデザインや構図の模倣は褒められた話じゃない。こういうあからさまなコピペのようなデザインを世に送り出してしまう自称・デザイナーたちはオリジナルで作れないのならばそもそもデザイン業界には向いていないとは思う。デザイナーたちは自分の作品を世に送り出したいという気持ちが強いからこそデザイナーをやっているのではないだろうか?わざわざ他人の作品をコピーして模倣品を作るくらいならば本来は「労(支払いの無い仕事)多く実り(収入)少ない」はずのデザイナーなんてやるもんじゃない。
佐野氏の件でデザイン業界の悪い面が数々広く知られることとなり良かったとは感じている。デザイナーと仲良し審査員たちが時折その立場を逆転させてお互いを入選させる互助会方式で良いデザインが生まれるはずもなく一番の被害者はクライアント(依頼者)だろう。ミジンコは厳しくは見ているものの当ブログで頻繁に登場する
わらびのオリジナリティーは買っている。実のところ弟子という意味でいえばCGから空間デザイン、そして国内外の都市開発事業まで携わっているわけでデザイニング分野での弟子(アシスタント)だけでも数百人規模ではいるのだが、わらびはミジンコの会社組織とは独立した馬鹿、もといアホ、いやウスラトンカチ、もとい弟子なので独特な存在。正直いってミジンコはわらびが描くような絵は描けないし、わらびもミジンコが描くようなCGデザインは描けない。それでも教えれることは多々あり、技術面というよりもミジンコが師事していたことがある漫画・出版・ゲーム業界の大物先生方のお言葉を拝借してわらびに伝えている。そういう作り手となる業界で活躍していた人々を数多く存じ上げているが共通点は止められたって作る人たちなのだ。そういえば自分もそうだった。作りたくって作りたくって仕方がないから他人のアイデアを拝借するなんて手段は選ばず「どうだー!」とオリジナル作品を出してくるのだ。
ところが誤解も多々あると思うのだがデザイナーという職業がカッコイイといったイメージもあり、またこれも大誤解だがラクに儲かると捉えている人たちも少なからずいるようで困ったものだ。そりゃあの佐野氏のデザインなんかを見るとそう感じてしまう人たちもいるだろうが、実際は膨大な労働時間によって生み出されるデザインがほとんどで常に損益分岐点上で綱渡りしているようなものだ。デザイナーは、オリジナル・デザインはしたくない(できない)、でもお金は欲しいなんてパーソナリティーの人間がやるべき職業ではない。
ミジンコはドラマの方の「MOZU」が大好物だった。滅多にドラマを見ないミジンコがほぼ毎回視聴していたドラマだ。要は当ブログでよく取り上げているようなトンデモ映画に類似するような「おいおいおい!(笑)」という描写がとても多く、あそこまでツッコミどころが多いドラマはそうはないと思った。繁華街やデパート内で乱闘を繰り広げる公安警察官たちと裏の世界の実働部隊の男たち。吉田鋼太郎氏が率いている部隊なのだが目立つ目立つ、これでもかというくらい目立つ。だが、そこがイイ!一応、殺し屋集団ということなのだが昼間の繁華街で公安警察官たちや刑事と殴り合っていた。なんでか誰も一撃必殺の武器は使わない謎。なかなかに正々堂々としたその姿勢に感動したが殺し屋としては失格だ。しかもビミョ~に弱い男たちばかりでただのチンピラ程度の戦闘能力なのはどうかと思った。
ドラマでの一番の笑いどころは劇中に度々登場する「ダルマ」という男のイラストだ。登場人物たちの夢に出てくるという謎の男なのだがそのイラストが↓コレだ。
こんなん笑うに決まっているだろう!しかしながらこのキャラがラスボスというのは斬新だとは思った。後々の登場を匂わせておいて、この絵のまんまの人物が「最凶のテロリスト」として出てくるなんて想像したら期待はイヤでも高まる。あばれる君はちょっと遠いか、バイキング小峠くんもちょっと違うか。一番近いのはビートきよしさんなのではないかと思っていたら思いは通じたのか相方のビートたけしさんがダルマ役らしい・・・って全然イラストと違うじゃないか!
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