おかしなニュースを見かけた。生活の党と山本太郎となかまたち(←いい加減にこの党名はどうにかして欲しい。長過ぎる。)の小沢一郎代表があの山本太郎議員の国会での御焼香パフォーマンスについて苦言を呈したようだ。
おや?おやおやおや?
なぜに「おや?」なのかは後半で述べる。
山本太郎氏 小沢代表からも怒られた 焼香パフォーマンス (産経ニュース)
生活の党と山本太郎となかまたちの山本太郎参院議員は26日午前、テレビ東京の番組に出演し、18日の参院本会議での安倍晋三首相の問責決議案採決の際に、喪服を着用して焼香するしぐさをしたことについて、同党の小沢一郎代表から叱責を受けたことを明らかにした。
山本氏は「参院議長のみならず、わが党の小沢一郎からも叱責を受けた。『本気でやっているのはわかるけれども、それをふざけてると取られてしまえば、君のやっていることが元も子もなくなる』といわれた」と語った。
山本氏は25日、山崎正昭参院議長から呼び出しを受け、焼香のしぐさに関して「参院の品位と節度を失墜する行為だ」などと厳重注意を受けた。
小沢代表は記憶力に問題があるようだ。もう当ブログを長年ご覧の方々はお察しのことだろう。当ブログでは過去にこんな小沢代表の行動を取り上げ批判したことがある。
国会の葬式だとさ(一部抜粋 当ブログ2014年2月23日の記事)
特定秘密保護法を成立させたのは国会の自殺行為だとして、小沢一郎生活の党代表や高知県出身の元国会議員らが22日、高知市の自由民権記念館で「違憲国会の葬式」と題する集会を開いた。
1882年に明治政府による言論弾圧で、高知新聞と同名の新聞が発行禁止処分を受け、抵抗運動として「新聞の葬式」が開かれたのを模した試み。平野貞夫元 参院議員が「秘密保護法成立は議会政治の自殺だ。行政権力が拡大解釈して運用でき、人間の生存権に干渉する」と「弔辞」を読み上げ、県内外から駆け付けた 約150人が国会議事堂の写真を飾った祭壇に献花した。
葬式ごっこが好きな連中だ。言うまでもないが葬儀に関係する全ての行為はパフォーマンスに利用するべきではない。これは法律やルールで縛るまでもなく、故人を送るという儀式への当たり前の礼節だ。
御焼香パフォーマンスをした山本議員を叱る葬式パフォーマンスを行った小沢代表。生活の党と山本太郎となかまたちという政党の幼稚さが見事に表れている。こんな政党にも政党助成金は交付されるのだ。後からくっつくことを考慮してまで議員一人一人に投票することは難しい。未来が見えるわけもなし、どの議員とどの議員が政治信条そっちのけでくっつくのか、そこまで見据えないといけないとは有権者には酷な状況だ。それでも我々有権者は「信用ならない人物は国政に送らないように心がける」←これならばできなくはない。こんな泡沫政党のふざけた茶番を許さないように比例への投票の際だけではなく、小選挙区での議員選びにしても完璧は無理にしてもその候補者の未来の動きを予見して「選んではいけない人物」については慎重にならなければならないのだろう。それは心底難しいことだとは思うが、その努力を諦めていては政党助成金目的の議員たちに国庫を食いつぶされてしまう。それは何としても食い止めねばならない。
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