先週、中央線内で乗り換えの駅が不安そうなアメリカ人のご夫婦を出会った。ミジンコはたまたま近くにいてご夫婦が何かが記載されている紙を見ながら乗り換えについて困っているような会話をしていたので「助けがいりますか?」と話しかけた。ご夫妻の目的地がミジンコも降りたことがない東福生駅。平日夜のラッシュ時間帯でしかも電車の遅延もあり、その地点から乗り換えを2回しないとならないという若干のハードモード。最終的に八高線に乗れば良いわけだったのだが、ミジンコでさえ「八高線ってなに?」という状況。ずっと以前に姪っ子連れて電車でサマーランドに行ったときに拝島よりも先の路線に乗った気がするのだが正確には覚えておらず、言葉で説明する自信もなし。立川までご夫妻をお連れして拝島まで行く電車をご案内しようと考えた。ご夫妻は恐縮していたが会話が弾み拝島まであっという間だった。どうせあと1駅だったのでそのまま八高線に乗り東福生のタクシー乗り場までご夫妻をお連れした。
途中、ミジンコも乗り換え方が分からない(ひとつのホームに2種類の路線が来る)ので乗り換え方をホームにおられた初老の男性にお尋ねして助けていただいた。東福生駅でもタクシー乗り場が分からず地元の方らしき男性に教えていただく。日本ではそばにいる人に質問すれば大抵のことは解決する。日本人は親切だ。しかも危険度ゼロ。海外の一部・・・というかかなりの場所ではこうはいかない。海外では土地勘がないことがバレるとむしろ危険に陥るので道を安易に訊くこともオススメできない。例えば些細な件とはいえ、NYでタクシー運転手から「どこから来たの?」と訊かれたら「住んでいる」と答えた方が無難だ。観光客だと思われた瞬間に迂回する不届きなタクシー運転手もいるのだ。ニューヨークについては土地勘どころか道に詳しいミジンコはスーツにトランクケースでJFK空港から降りると「出張でNYに来ているアジア人」という事実ではあるがある意味誤解を招く状況なので毎回困る。出張で来てはいるが会社もあるし学生時代からそこで運転をしているのだから道に詳しい。そしてミジンコが近道を指定するとあからさまに運転手たちは口惜しがるのだ。どんだけ迂回する気満々なんだと・・・・・。
ユタ州在住というご夫妻はおそらく60代後半くらいだろうか、再婚同士でお互いにお子さんが5人ずつ、つまり子供が10人、そしてお孫さんが64人とのこと。64、なんというコンピューター・サイエンス的にはキリの良い数字!いや、驚くのはそこじゃない!と一人ノリツッコミ。
ちょうど夕食の時間帯だったのでご夫妻にしきりにミジンコが「奥様とのディナーに遅れてしまうのではないか?」と心配された。元々ディナーの予定がないことを告げたのだが、それでもミジンコの帰宅がこの道案内で遅れてしまうと奥さんが心配するのではないかと何度も訊かれた。
・・・・・・そんなわけないじゃんね?(=_=;)
日本の家庭、特に会社員の家庭で旦那が夕食時に帰宅しなかったり、ほんの1時間程度いつもよりも遅くなったりした程度でなにか問題が生じるとは思えない。特にウチではな!(キッパリ)
あんまり心配されるのでミジンコがドバイにいたときにミジ妻に日本にいると思われて買い物をメールで頼まれた件やNY5番街でお互いがいることを知らずにバッタリ会った件などを話した。ユタ州のご夫妻、まさに「オーマイガー!」な表情に・・・・・。
やったぜ、明日もホームランだ!
・・・・・あんだよ?(-_-;)
[30回]
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