日曜日の真昼間の渋谷スクランブル交差点周辺はそれはもう人、人、人、日本でもっとも人でゴッタ返している場所だろう。外国人観光客にはその人混みが余りにも凄いので人気観光スポットとなっている。スクランブル交差点を上から見られる場所が外国人ツアーに提供されているほどだ。確かに渋谷のスクランブル交差点は人の密度で言えば世界屈指の観光スポットであるニューヨークのタイムズスクエアよりも遥かに人が密集している。
その渋谷駅前でSEALDsが集会を行ったわけなのだが本当に迷惑な話だ。前述のように大変混雑する場所なのだ。しかも日曜日の昼間、SEALDsにそれを期待するだけ無駄なのかもしれないが、少しでも配慮というものがあれば場所も日時も通行の邪魔にしかならないような選択は取らないで欲しかった。あんな場所で駅から出る膨大な数の通行人たち、駅に向かう膨大な数の通行人たちの進路を妨げるなんて余りにも迷惑だ。当ブログの管理人ミジンコは幼少より渋谷に慣れ親しんで、会社を置いていたこともあるし、今は渋谷駅に歩いて行ける距離に住んでいるが、あの駅前では立ち止まってボーっとすることも憚(はば)かられるものだと感じている。余りにも人が多いので歩行者がいったん通路で止まることすら「邪魔」なのだ。よくも渋谷駅前を抗議集会の場所に選んだものだと呆れ返るばかりである。しかもあの場所は道路使用許可の申請をしても先ず許可が下りないと有名な場所であり、ゲリラライブをやれば関係各位が逮捕され、あの当ブログでも再三取り上げている映画「ワイルドスピード3 TOKYO DRIFT」では劇中で渋谷駅前が登場するものの、実際は道路使用許可が下りなかったので米国で渋谷そっくりのセットを作ってそこでクルマを走らせるという涙ぐましい努力がなされている。そう渋谷駅前は人の多さ故に目立つことをするとご通行中の方々に多大なご迷惑をおかけする可能性が高いが故に撮影隊としてはそこで撮ることさえ難関なのである。
そんな大混雑地帯の中でのこの集会についてSEALDs支持者たちのツイートが途方もなく現実と乖離したことを伝えているのでいくつか取り上げたい。本当にSEALDsのことを思うのならばこういう迷惑行為を諌めることが社会人の先輩としては正しい姿のはずだがなんでか一切迷惑行為には触れずに賞賛ばかり。しかも通行人をまるで集会に集まってきた聴衆のように取り上げていることが不気味なほど共通している。なるほど、大混雑する渋谷でこういう集会をする理由が見えてきた気がする。もしどこかの会場を借りたり、通行人が通り過ぎる可能性が少ない公園の片隅などで集会を開いたとしても、ただの通行人を参加者だと言い張ることは難しい。通行人の渋滞が起きるような場所で集会を開けば、集会により普段よりも通れるスペースが減り、その発生した渋滞によりなかなか前に進めない通行人たちまで集会参加者だと静止画である写真では主張できる。
「アウェイ感なく」って・・・・・。
何も通行人や渋谷で働く人々はこういう危険な集団とは関わり合いになりたくないだけのことだ。しかしながらまだこのツイートはそれほど通行人を撮っているわけではないのでまだ「サバ読み」としてはマシなほうだ。
以下の写真は「安倍政権NO! 共産党を応援してます。」と自己紹介文に記載している
ツイッターユーザーがツイートしたもの。「渋谷駅ホームから1時すぎに見たSEALDs渋谷街宣。通行人も多いエリアですが、すごい人だかりです(≧∇≦) 」というテキストとともにこの写真を投稿している。
もう記事中に幾度も述べているがこれは日曜昼間の渋谷スクランブル交差点前・JR渋谷駅側の光景なのだ。普段どおりに混雑している光景でしかなく、SEALDsの集会に集まった人々のみがここにいるわけではなかった。
以下は「日本共産党に勤務する3児の祖父(^_^)」と自己紹介している
ツイッターユーザーが投稿した写真。「SEALDsの渋谷街宣、参加者がどんどん増えている感じです。」とこの投稿者は述べている。どこがどんどん増えているのか?集会参加者が邪魔で通り難そうにしている通行人たちの光景にしか見えない。
SEALDsの集会参加者たちの間を掻き分けて駅や交差点に向かう通行人たちが多いように見える。こんな場所で集会なんぞ始まってしまい通行人たちには大迷惑だ。
上記3つのツイートとも「迷惑」であることと「通行人をカウント」していることについて疑問を呈するリツイートが大量になされている。まともな判断力があればこれらの写真を見て通行人たちを集会参加者だとは見間違えない。いずれのツイートの写真もが大勢の人だかりをアピールしているものなのだが渋谷のスクランブル交差点前はいつもこのくらい人はいる。
国会前デモでも毎回毎回、主催者側は警察発表の数倍は盛ってデモ参加者数を発表していた。その余りの盛りっぷりは空撮などでバレバレで薄ら寒いものだった。多少は学習したのか、今度は通行人をデモ参加者扱いにしてしまえと考えたのか、それとも怖い話ではあるがこういうSEALDs支持者たちは本気で通行人がデモ参加者のように見える妄想にとり憑かれているのか、不幸な渋谷に仕事や遊びに来た人々を巻き込んであたかも自分たちの仲間は多いんだそう!としているのである。こういうポジティブ過ぎる発想は得てして周囲の人々には迷惑なものだ。人に迷惑をかけてまで自分を肯定するというやつだからだ。どうか常習的にこんな混雑した場所での集会が開催されないことを願う。たださえ混んでいる場所であり、通行の妨げになるような行為は厳に慎むべき場だ。冒頭で述べたように外国人観光客にさえ人気の場所であり、地方の若者たちの多くが東京に来たら先ずは行ってみたい人気スポットの一角だろう。口汚いシュプレヒコールや大絶叫・支離滅裂な演説を大音響で流して人が寄り付かなくなるようになってしまっては東京のみならず日本への大ダメージだ。
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