「産まない選択―子どもを持たない楽しさ」 福島瑞穂 編 (注: ネタではなくて本当に少子化担当大臣の本です)
なんでかAmazonのレビューに9/16日付けで長文レビューが投稿されている。この長文レビューの投稿時期、内容ともに非常に必死さが伝わってくる為、レビューというよりかは「言い訳」になってしまっている。
この本を作った本人は子供をもうけているのだが、自分が選択しなかった「産まない選択」を他者に押しつけるかのごとき本の出版はどうかと思う。
そもそも子供をもうけることを「選択」とすることは、ミジンコには受け入れ難い表現ではある。出産は「選択」できる・できないというものではない。
ミジンコはミジ妻との間には子供がおらず、それは選択できるものではなかったが結婚前からお互いに承知していた。
今だに、周囲ではミジ妻の妊娠を期待する向きがあって、いったいどう説明すれば良いのやらと思うのだが、(決して良いことではないのだろが)そういうことには慣れた。相手も悪気があってのことではないことくらいは解っている。
かといって今自分たちに子供がいないのかというと厳密に言えばそういうわけでもないのは皆さんご存知のとおりで、世界に何人もの子供がいる状況。こう言ってはなんだが人生をラクに暮らせるはずだった分をそっちにまわしているので今も仕事をしている。・・・というのは嘘でどちらにしろラクな生活にはならないと思う。結局、仕事をして社会的立場を確保しておかないことにはやりたいことの万分の一もできないってことくらいは解っている。
まぁ、そういうスポンサードをできる機会があるからこそ、それほど世界に絶望もしていない。「子供は地球の未来」なんていう「くっさい台詞」は嫌いだし、その言葉自体がまるで子供たちに自分たちが愚か故に残してしまった仕事を押し付けているみたいで好きになれない。そうは言っても、たぶん、子供たちは自分も含めて世界を悪い方悪い方に導いた世代の過ちを教訓にしてくれて、もっと間違いの少ない世界になるのは間違いない。戦争を選んだ人々が100年後にはネアンデルタール人と同格の原始人扱いになることを願う。
さて、少子化対策ねぇ・・・・
「少子化対策!少子化対策!」と自公連立だったときの政府も今の政府も声高に言うが、政府が国民の生き方に介入するのも度が過ぎるとウンザリする。これじゃ、子供をもうけない夫婦の魔女狩りでも始まりそうな勢いだ。
少子化対策と言えば聞こえがいいが、要は政府が、老人たちの生活費を若い世代に稼げって言っていることになる。そして、その老人たちは自分たちの生活費を負担した若者たちの将来には関知しない。なぜなら若い世代がシルバー世代になるときには今の老人たちは死んでいる。
少子化が進むのは国家の必然であるのに、なんでもかんでも国民が頑張らないと解決しないと政府が嘆くのならば、そもそも政府ななんの仕事をしているのか?
少子化でも大丈夫な社会を構築しようともしないで、とにかく産めよ増やせよって、それじゃ政府は国民に頼っているばっかりだ。
最初の着眼点からして子供を増やせば安心なんて発想が間違っている。
以下↓受け取り手によっては問題発言
給食費を誤魔化すような両親たちが育てたゆとり馬鹿が増えたからって本当に安心できるのかな?
俺はむしろ不安になるんだが・・・・・。
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