やっとのことで小沢一郎の不自然過ぎる資産、そう一等地である赤坂、南青山界隈に保有する不動産の数々について大手メディアも注目しているようだ。
この小沢一郎名義の不動産、政治活動だけでは到底稼げないような巨額な資産だ。
そもそも大手メディア、具体的にはテレビの報道番組や大手新聞社などは、小沢一郎が都内の一等地の不動産を次々と自分の名義にしていたことを知らなかったのだろうか?
知っていたに決まっている。自称・ジャーナリストたちは、ただ知らないふりをしただけだ。
小沢の隠し資産マンション一覧(Googleマップ yutaka i氏作成)
2007年の作成なので現在の小沢一郎が保有する不動産と若干の差異(というかもっと増えている)があるが、作成者が訴えたかったであろうことは今も同じだろう。「なんでこんなに不動産を保有できるのか?」だ。
繰り返すがこの指摘は2007年のことなのである。大手メディアが知らなかったわけもない。彼等は故意にスルーしたわけだ。これがミジンコが日本の大手メディアがジャーナリズムのひとかけらも持ち合わせていないと断じる根拠だ。
明らかにおかしなこと、日本の政治に大きな影響力を持つ人物に不正の可能性アリなのだ。それを追求しないでなんでジャーナリズムと言えるのか。
今、2010年だ。2007年から浮上していた小沢一郎の不動産資産の出所の不透明さ。東京地検特捜部が動き出してやっと動く程度のマスコミならば役立たずもいいところだ。
ネットで個人が告発したり、フリージャーナリストがやっとのことで週刊誌の隅っこで追求する内容の方がよほど大手マスコミよりも国民にとって重大な情報になっている。これでは大手マスコミなんて、むしろ国民の注意をアホなニュースにそらすためのまやかしでしかない。
今朝もいくつかの報道バラエティー番組を視聴したが、まぁ、ヌルいヌルい。小沢一郎の疑惑に対してジャーナリズムのジの字も感じられない上っ面だけの分析。居酒屋でダベっているわけじゃあるまいし、公共の電波を使って流す報道がただの感想程度なのだ。日本には真のアンカーマン/アンカーウーマンが一人もいないのか?
日本の政権与党の最高権力者と言われる男が不正にまみれていた可能性が高いからこそ東京地検特捜部が事務所や鹿島建設などに家宅捜索に入ったわけだ。これをもっと深く掘り下げて取材、分析、報道しないで、なんのための報道機関だと言うのだ!それができないんだったら放送免許はさっさと返してテレビ局をたたむべきじゃないか!
更に1年以上前にも、小沢一郎の不動産資産について、こんな指摘をされている。報道とメディアを考える会という組織が制作した動画だ。シニカルな表現ながらも非常に解り易いレポートとなっている。
小沢一郎の西松建設疑惑が浮上する遥か以前にこの動画はYouTubeにUPされているのだ。大手メディアは今の今までなにをしていたんだ?ということだ。
大手メディアが真実を追求する報道機関ではなく、日本人が真実を知ることから遠ざけるための存在となってしまっている。
随分と邪魔な煙幕だ。
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