原口一博総務相は14日、日本外国特派員協会で講演し、永住外国人への地方参政権付与法案に関連
、「自分の意思に反して(日本に)連れてこられた人が地方で投票の権利を持つのは日本の国家として大事なことだ」と述べた。「特別永住外国人」への地方選挙権付与に賛同する考えを示したものだ。
その上で原口氏は法案策定は与党合意が前提と強調、「さまざまな権利を政府が先導するのは慎重であるべきだ」と述べ、本来は議員立法が望ましいとの持論も重ねて示した。
ソース元:
msn 産経ニュース
日本国の総務大臣の見解として「自分の意思に反して(日本に)連れてこられた人が地方で投票の権利を持つのは日本の国家として大事なことだ」という言質が取れたことは大きな意味がある。
この2010年に自らの意思に反して、母国への帰国を望んでも叶わず日本に強制的に住まわされている外国人って何名くらいいるんだろうか?
一人でもいたとしたらその人は拉致被害者になってしまうのでは?
そもそも原口総務相の筋論がおかしい。自分の意思に反して日本に連れてこられた人が今存在するとしたら、その被害者たちに与えるべきは地方参政権ではなく母国への帰国手続きだ。誘拐されたとする人たちをいつまでも日本に縛りつけておくことは国家による重大な犯罪だ。一日も早く彼等が帰国できるようにすることが日本政府の務めじゃないか。この国は北朝鮮じゃない。日本を出国したい外国人を留めておくなんてとんでもないことは許されない。
それにしても原口総務相の大臣に就任してからの党執行部への大人しさにはガッカリだ。原口総務相は、小沢一郎との軋轢が少なければ少ないほど総理大臣の椅子が近いとでも睨んでいたかのようだ。それは見当違いだったこと、即ち、大人しくしていれば自分を引き上げてくれるはずだった小沢一郎が失脚しそうなわけで痛快だ。映画やドラマの小悪党でもなかなかこうはカッコ悪くはならない。
永住外国人の地方参政権付与については今後もしつこく(←ミジンコのしつこさは皆さん重々ご承知かと)粘り強くNo!を突き付けていく所存。
日本の政治に参加したい外国人は日本人になることだ。「帰化はしたくない、永住外国人としての特権は維持したい、でも選挙権は欲しい!」では通らない。
小沢一郎率いる民主党は、なにがなんでも永住外国人の地方参政権付与を現実のものとするべく躍起になっているが、今こそ民主党が拡大解釈している「国民の声」は本当の日本人の声ではないってことを突きつけるときだ。
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