自分の秘書が3名逮捕され、その状況をもってしても検察と「戦う!」と、高らかに宣言する小沢一郎。更に、その姿勢を諌めるどころか拍手を贈る民主党員たち、激励する鈴木宗男、「
戦ってください」と後押しする鳩山首相。
大の大人たちが検察と戦うぞー!の大合唱。これじゃあ、まるで犯罪組織の大集会。
小沢一郎の資金管理団体による土地購入に犯罪の可能性が高いからこそ、秘書3名が逮捕されたのだ。誰の秘書だろうが犯罪を犯せば逮捕される。
今までもそうだったし、これからもそう。法律が変わったわけではない。
そして秘書よりも政治家の方に責任があることにも変わりがあるわけがない。
民主党党大会の動画を見た。
率直な感想はキショク悪いだ。誰も小沢一郎にモノを申さない。
そんな思考停止した集団が検察と戦うと宣言しているのだ。リーダーに盲目的に従い自分で考えることを拒絶した集団からなるテロ組織のようだ。
逮捕状は裁判所から発行されている。裁判所が逮捕するに妥当と判断したからこそ小沢一郎の3名の秘書が逮捕されたのだ。
その現実と戦おうと宣言する政権与党とその取り巻き、あろうことか今もって自分たちは国民に選ばれた国民の代表と主張している。つまり国民の代表が検察と戦っているといったありもしない構図をひたすら言い張っているのだ。
冗談じゃない、民主党に投票した有権者でさえ、民主党が法律を破ることに賛同なんかしていないはずだ。
詐欺商法にひっかかった被害者が、被害発覚後もまるでその詐欺自体を支持しているかのような民主党の弁明にはもうウンザリだ。
民主党の言う「戦う」はどうかしている。
小沢一郎が潔白ならば戦う必要なんて無い。ただ捜査に協力すれば潔白が証明される。捜査への協力どころか必死に秘書たちが奔走しているように見えたが、あれはいったいなんだったのか?
「戦う」って言葉を民主党が使うこと自体ズーズーしい。
ただ単に見苦しく法律に「抵抗」しておいて、「戦う」なんて言葉は使わないことだ。
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