昨年、総選挙直前の金曜深夜の「朝まで生テレビ」での議題は「温暖化」だった。パネラーたちは温暖化問題が本当に起きているのか否かを討論。
勿論、温暖化を語ることは重要なことだ。ミジンコにだって温暖化の有無は、どこまでその対策に人生を捧ぐかというこれ以上ないほどの重大なこと。ただ、今の段階では温暖化が起きているのか否かが解らないのだから、冷静に今行動しても地球環境保全の観点から現状維持以上のことに取り組むのみ。
以前にここでも少し触れたが、なぜ総選挙直前に“あの”「朝まで生テレビ」で「温暖化」を語ったのか?
各党のマニフェスト(公約)を検証する討論の方がよほど絶好のタイミングだった。マニフェストにツッコミどころが多い党は、そういった痛いところを突かれる討論は避けたかったのだろうが。
そういえば首相になってから一度も党首討論を行わない首相がこの国にはいる。鳩山由紀夫だ。
今もって不思議なのだ。総選挙の日はとっくに解っていただろうに、なぜにテレビ朝日はあの時に「政治」ではなく「環境問題」を取ったのか?
繰り返すが温暖化問題を語ることはミジンコも賛成だ。むしろこちらも手が足りないので専門家の意見をまとめて聞ける機会は有り難いくらいだ。なにしろ過去8年で120名を超える権威と呼ばれる専門家の方々と議論しているテーマだ。真実が知りたい。ただし、データの集積が重要なテーマではあるので焦っても仕方がないというのも理解している。
そんな途方もない、言わばすぐには結論が出るはずもない議題をなぜに日本のターニングポイントとなることが明白であった総選挙直前に議論したのか?
選挙のことを語らないでなにを語るんだ!って日にだ。納得できない金曜深夜だった。
毎週、テレビタックルを録画している。コメンテイターたちが話している内容はお粗末なものが多く、あそこに出演している国会議員たちを見ると日本オワタと思うときもあるが、とにかく日本にとって最悪なミスリードが行われないか監視する意味でいつも視聴している。以前は同じ考えで筑紫哲也のNEWS23を録画していた。筑紫哲也の英語インタビューだけはどうしても聞くに堪えなくてスキップしたが「多事争論」というコメントコーナーはいつも注視していた。毎度毎度のミスリードには我慢がならなかった。しかし外患誘致罪が適用されそうな日本をあらぬ方向に導こうとする者特有の言動パターンを学習する機会ともなり、今はそれがとても役に立っている。
さて、ネットで本日の日本のテレビ欄を確認。勿論、テレビタックルのところ。
「どうする!?ペット大国ニッポン!!」
かわいいだけじゃダメ!!どうする!?ペット大国ニッポン!! 飼い主のマナーやモラルの低下!!ペットに対する知識不足など“ペット大国ニッポン”のお寒い現状を徹底追及!!悪徳業者の手口を元ペット業者が実名告発!! (TVタックル・ウェブサイトより)
小沢一郎の件は?(-_-)
以前から放送予定として決まっていたとはいえ、今この時期に小沢一郎の疑惑について語らないでどーするんだ、TVタックル!
TVタックルには大抵の放送で何名かの民主党議員が出演している。実際、民主党議員が名を売る場所と化している。
その民主党議員たちの声が聞ける番組がこの時期にペット問題?
ペット問題を語るなと言っているわけじゃない。今日この日には番組内容を差し換えてでも小沢疑惑を議論するべきだったと言っているのだ。小沢一郎が説明する気が全くないのはもはや明らかなわけで、その幹事長の姿勢を民主党議員たちがどう捉えているのかを是非放送して欲しかった。
民主党党大会をの出待ちインタビューに答えた民主党議員の中には「一議員が答えられることではない」といったすっとぼけたことを言っている議員がいたほどだ。民主党の一議員ってのはなんの権限もない存在ってことを認めたようなものだ。
議員という職責を負っていながら「答えられない」なんてよく言えたものだ。それじゃ辞職してくれたほうがよほど税金の節約になる。民主党議員は何百人いても誰も喋ることさえできないボンクラの集まりか?
普段は饒舌な上に守れないマニフェストを散々「絶対にやる」と約束していたTVタックルに出演していた民主党議員たち、ペットに救われたな。
[30回]
PR