金曜の割には早く帰宅。金曜夜に日付が変わる前に帰宅できたのはまさに奇跡のような気分。
ジムで20:00~21:00まで走って備え付けのモニターで見たのは日本テレビの「太田総理」。出演する政治家がアフォばかりなために気分が悪くなるのでたまにしか見ない番組だが原口総務相が出演するというのでどれだけ小沢一郎に逆らえない小心者なのかを確認するための視聴。結論としてはもう原口総務相は小沢のペット以下の存在になり下がっているという印象。大臣が閣僚にすら入っていないボス(小沢一郎)が怖くて自分の意見が言えない内閣には未来は無い。頼むから日本まで巻き込まないで政府だけ死んで欲しいものだ。
帰宅して鳩山主張の施政方針演説をチェック。そう今日は施政方針演説があった日。
もう皆さんご存知だろう。唖然とする内容だった。
なぜに日本国の将来のビジョンを語るべき施政方針演説にてマハトマ・ガンジーの言葉を引用したのか理解に苦しむ。
今の日本とガンジーが「七つの社会的大罪」として資本主義社会への警鐘を鳴らした80年前のインドとはあまりにも政治も経済も情勢が異なる。それを百歩譲ったとしても、唐突にマハトマ・ガンジーがこう言っていたと示したところで、それが日本の施政方針とどうリンクするのかピンときた日本人が多かったとは到底思えない。
しっかし・・・・・あの「七つの社会的大罪」を用いるとは鳩山由紀夫は本当に国民の神経を逆撫ですることにかけては達人級の腕前だ。
「労働なき富」にやじ集中=施政方針演説(時事ドットコム)
「理念なき政治、労働なき富…」。鳩山由紀夫首相が29日の施政方針演説でインド独立の父、マハトマ・ガンジーの「七つの社会的大罪」を引用して発言した際、野党側が一斉に「おまえのことじゃないか」「税金払え」などとやじを飛ばし、衆参両院本会議場は騒然となった。
首相は偽装献金事件で実母から多額の資金提供を受け、昨年12月下旬に約5億7500万円の贈与税を納めたばかり。このため、「労働なき富」を盛り込むことに「母親の贈与を想起させる」と閣僚からも官邸内からも反対の声が出たが、首相は気にしなかったという。ただ、お金に恵まれる首相はやじの集中砲火を浴びる結果となった。
鳩山首相って本当に馬鹿なんだろうか?
実はミジンコ、鳩山首相のパーソナリティーなどをスタンフォード時代の学友から今現在首相と交流のある政治家や企業家などからお話を伺っており、いくつかのエピソードから鳩山首相を見るに(まぁ、これが馬鹿なのだと言われてしまえがそれまでだが)ある種の配慮の無さは確実にあるものの、物事を学ぶ力が劣っているとか、学習できないタイプという印象は受けていない。むしろ鳩山首相を知る人々は、お決まりの社交辞令を抜きにして本当に勉強ができたと誰もが評価している。これは民主党批判を続けるミジンコであっても嘘を言うわけもいかない。鳩山首相の頭脳は日本屈指のものなはずなのだ。
ところがこう言ってはなんだが施政方針演説、いわゆる事前に原稿を用意して読むことでさえ、この有り様なのである。アフォな誰かが鳩山首相をリモコンかなにかで動かしているんじゃないかと思うほど、脳のどこの部分を使って演説をしているんだ?と思うほど酷い内容のことを口にする鳩山首相、本当にこの支離滅裂ぶりはなんなのか?
なにしろ鳩山首相、物凄く勉強ができたのは確実なわけで記憶力が無いはずがないのだ。それなのにここまで状況分析ができない人物、すなわち「自分がなにをしたか=巨額脱税、毎月1,500万円のおこずかい」を忘れてしまったかように、シレ~っと「七つの社会的大罪」の「労働なき富」を引用してしまうのだ。繰り返すが、過去の評価とはいえ、頭が良いと誰もが高評価を与えている人物がどうして今は毎日のように全く状況分析ができていない言動を繰り返すのか不思議でならない。
なんで今の日本のための施政方針演説でガンジーなんだろう?
これには呆気に取られた。
ガンジーが指した「労働なき富」とはまさに資本主義社会の中での勝者が保有する力を懸念したものだ。その資本主義なればこそ受けられる株による恩恵を受けている張本人が「労働なき富」を批判するのならば、保有する株は全てブリジストンの社員に分配するべきだ。なにしろ今の鳩山首相はブリジストンのためには労働をしていないのだから。
閣僚からも官邸からも反対されても、それでもこの演説をしたかった鳩山首相の真意や如何に?
もしかして鳩山由紀夫なる男は、実は本当になにも考えていないだけなんじゃないかと不安になってきた。
こんなに次の選挙が待ち遠しいのは初めてだ。今の与党の議席が1議席でも減って欲しい。まだ日本が好きなので。
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